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研究所のドアを開けると、超リアルな 50㎝ぐらいのジョーカーがお出迎え。

数有るジョーカー史上、最高傑作だったダークナイト。

この研究所の主人と どこかしら共通点を感じる。

 

 

 

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しかも足元に注目. 笑 大切なものは細部に宿る。

 

 

 

 

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AFROG DESIGN UNIT

MASARU YAMAMOTO

 

 AFROG「 ヤマモトマサル 」  彼と初めて会ったのはもう 8年前、

ギャラリー yo-haku( ヨハク )にて。こけらおとしの展示会に

いっしょに参加した時だった。

当時はマルチクリエイターという肩書きだったが、まさに多才、

WEB デザイン、制作までを主な生業にしているが、やはり特筆すべきは

フォトグラファーとしてのヤマモトさんだった。

 

2013年、yo-hakuで開催した 個展「 NO MATTER × UK 」は

静かに、衝撃的だった。

仕事柄、広島でも多くのカメラマンを知ってるけど

こんなアーティスティックな撮影できる人が いたんだなと。

センスよく会場まるごとコーディネイトしていて、そこに最高レベルの

プリントで、とにかく写真を観せる。一般的な写真家がする個展とは

一線を画すものだった。

とても繊細な現像処理をした作品はどれも、モニターでそれなりの

解像度で観てもいいものだろうけど、やっぱり写真は

プリントしてナンボだな、と改めて気づかされた。

 

NO MATTER × UK 

uk.afrog.jp

 

 

 

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そんなこんなで彼のファンになって(向こうは気持ちわりーだろうけど. 笑)

密かに SNSなどマメにチェックしてたら、とにかく粋な男でセンスいい。

才能もだけど、仕事でもARTでも趣味でも、とことん深掘りしているし

ちょっとし過ぎなぐらいなのに、バランスよく収まってる。

撮った写真とパーソナルティが ぴたっと重なる感じ。

 

ところがこの 2年ぐらい?インスタにも HPにも写真を載せなくなった。

新しいアカウントでもとったかな? ちょっと悶々としていた。

ヤマモトロスは長く、意外と効いていた. 笑

 

MARU-ch.

instagram.com/afrog/

 

 

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strawberryflog LAB

 

新しい事務所は八丁堀三越の正面側、ミスドの前の古い雑居ビルに

#苺蛙研究所という屋号らしい。 以前の名称は AFLOGで

アフロヘアとフロッグ(カエル)を掛け合わせたと聞いたけど、

カエルがモチーフなってるのが 勝手ながら親近感を覚える。

私の事務所は 2年前までカエルだらけ、知人から頂いたカエルの

置物やグッズを 50匹以上、至る所に飾っていた。

一昨年に選抜して 今表にいるのは24匹、大人しく配置している。

 

脱線したけど、さて「 苺蛙研究所 」とはまたヤマモトさんらしい、

ユニークな屋号にしたもんだな。もう興味しか湧かない。

 

 

 

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そしてこの春ぐらいかな、ツイッターとインスタのストーリーズで

断片的な動画が上がってきて、復活? どうやらこれは事務所を

開いたのかな? 研究所って… とまぁ、これはどうにかして

会いたい、できれば研究所に伺いたい〜と、アポどり法を模索してたら

カレーメイソンの K-COさんが タイムリーにアクセスしてくれて

念いは通じる もんね、グラマラスな K-COさんに感謝。笑

 

 
 

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久しぶりのヤマモトさん。なんか会うたび印象が変わる。

初めて会った時は着物で来たからね。ハットもよく似合ってたし。

クリエイターで着物、着こなすなんて 羨ましいなぁ。

 
 
 
 

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SNSでよく上がっていたカフェコーナー。エスプレッソマシンは

ASCASO、セレクト渋い。こいつは扱いにくいやつだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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豆から挽いて、とても丁寧に一杯を淹れる。

 

 

 

 

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これは美味しい… 好みの味わいだ、香りがいい。見た目より深い。

今年飲んだアイスコーヒーでは暫定 1位。

 

 

 

 

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するとおもむろにヤマモトさんがミルクを持ち出した、しかも木次! 

これはうれしい〜 ブラックもいいけど、カフェオレは別格なんだよね。

ここからたっぷりとラテに味変。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて一息ついてから いろいろ質問攻め. 笑 コロナ禍で今日までの

仕事のことや、この研究所を起こした流れ、その屋号の由来とか etc. 

なにを聞いても躊躇なく、的確に返してくれる。

 

 

 

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特に気になっていたのは、ここでなにを研究しようとしているのか。

すると話しながら おもむろに立ち上がって、ホワイトボードに向かい

わかりやすくチャートにして解説してくれた。 

彼は 2つの専門学校講師をもしてたので、これはもう ちょっとした

セミナーだったね。

 

 

 

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このあとボードにはテキストがびっしりと書き込まれていく。

これまでのいきさつ〜これからの推測、内に宿す 心理的な背景も

織り交ぜながら、フローチャートを組み立てて見せた。

 

具体的にはこの研究所としてのビジョンなんだけど、これが今の私には

とてもタイムリーなレクチャーになった。大きな気づきがあったので

ありがたいなぁ。なので、ここでその内容までは載せれないね。

 

 

 

 

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そんなこんなで 2時間半、長居はすまいと決めて来たけど

こちらが勝手に熱が上がってしまい、会話が止まらない。

めんぼくない。 とにかく

まだまだ「 ヤマモトマサル 」からは目が離せない。

 

 

 

 

 

 

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写真はがんばって撮っても、彼にはボロがバレるので

ここに入ってすぐ、何も考えずに軽くシャッターを押した。

 

帰って現像してみると

このエヴァ弐号機のが 唯一のお気に入り。

 

 

 

 

 

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Dolce e Salato dal

polipo 

 

何年ぶり?かの友達から うれしいお誘いでランチへ。話し足りないので

ちょっとまた行きたかった「 ドルチェ エ サラート ダル ポリポ 」まで。

( 長いな. 笑 )

 

facebook.com DolceSalato

 

 

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ここに来たなら自家製のブリオッシュを温めて

ジェラートをサンドして食べるのが美味しい。

ちなみにこれは濃厚なピスタチオ味。ポリポではこれが

個人的に一推しテイスト。

 

 

 

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相変わらずどれも気合を感じるジェラートたち。この日は左上の

フレッシュミルクが絶品!

 

 

 

 

 

 

 

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窓際に 10席ほど、あと立飲みできるカウンターもあり。

デザートでお茶してもいいし、ポリポで食べた後、呑み直してもいい。

 

 

 

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定番中の定番、ババもコッテリと美味しそう。

 

 

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これはリモーネかな? 広島のレモン?

 

 

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なぜか流行を意識したものを ちゃんと用意している。

 そこがシェフらしい. 笑

 

 

 

 

 

 

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こんな珍しいパスタが売ってたり、

 

 

 

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モッツァレラや生ハムなどなど、レアなイタリア食材も売ってる。

たぶんシェフの趣味的なセレクトで、たぶんどれも

お得な価格になってる。これでちゃっかり儲けようとか、

セコい人じゃないので. 笑

 

 

 

 

 

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そんなこんなでシェフの最近凹んだ話を聞いてると、サービスで

美味しいエスプレッソが出てきて〜 ごちそうさまです!

 

タイトルの闘いとは、そんなシェフの「 コロナ & 行政との闘い 」であり

広島でも少なくはない、飲食店オーナーたちの苦闘なんだと思ったから。

ワクチンが広まっても、まだまだ先は観えない。

踏ん張ってほしい。

 

 

 

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ポリポの 2軒横の 2階、また行こうっと。

 

 

 

 

 

 

 

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DESIGN  OFFICE  KAWAHARA

 

広島の女性グラフィックデザイナーの草分けであり、現在は

カリグラフィー( 書 )作家としても有名な 川原さん。

私が 1990年から 6年半 在籍していた「 デザイン オフィス カワハラ 」で

なんと 70代半ばを過ぎても、現役でデザインもされている。

 

1996年から作家としての活動にシフト、初めての個展は忘れもしない

米国ニューヨークの TORAYAにて( 虎屋ギャラリー 1993〜2003 )

最近ではやっぱり 一昨年の個展がインパクトあったなぁ。

 

nov-kawahara.jp

 

 

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先日、紫陽花を届けた時に お会いできなかったので、この日は再訪問にて。

長く続けられている blogも欠かさずチェックしているので、想定通り、

月末の個展に合わせ、製作に追われていた。

 

 

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作品に合わせて、多くの和紙や箔押し紙を使用する。

箔押しはもちろん「 歴清社 」で、川原さんとは先代さんからの

長いお付き合いになる。

 

rekiseisha.com

 

 

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タペストリーには日本の野草や野花が描かれていた。

よく見たら全く同じ絵が、なんとこれプリントなんですね。

こんな麻生地に、これだけきれいに表現できるって すごいなぁ。

プリントなら手入れも楽だし、お求めやすい価格かも?

 

 

 

 

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SUPER×SUPER Bloom 2021

記憶と共に咲く20年分の花

 

もちろん個展の案内もいただいた。

福屋季節袋 20周年記念としての EXHIBITIONになる。

昨年は東京フォーシーズンズホテルロビーの天井ARTを手掛け、

青山での個展を開催した。

広島では 2年ぶりの個展、福屋のデザインを手掛けてきた 

20年分の季節袋を記念にした商品と、最新の「 銀焼き箔絵 」など

展示する。

 

 7月29日 木曜日〜8月4日 水曜日まで  福屋八丁堀店 7階

 

 

 

 

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朝顔と向日葵のプリントを施したエプロン。お揃いのデザインで

Tシャツも販売する。

 

 

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お茶目な川原さんに よく似合ってる。笑

 

 

 

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広いアトリエが画材やら作品やらで、脚の踏み場もないぐらい。

25年前を彷彿と指せる 1枚。

小さな川原さんが、より小さく見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんて懐かしい「 一 生 」の書。まだ初期の作品で書家っぽい一枚。

以前の事務所はタイル張りの床で、そこに膝をついて

毎日のように書いていた。

 

25年前、なぜアーティストに転身しようとするのか…

当時勤めていた T先輩と私には、まったく理解できなかったけど

今、やっとわかる気がする。

 

 

 

 

 

 

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絵図屋事務所の、一番落ち着いて見れる場所に「 生 」の書がある。

退職の時に 無理やり頂いた 1枚。

 

 

 

二度とない人生だから。

 

 

 

 

 

 

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ATELIER

Amarantine

 

11年前に開業した「 アトリエ・アマランタイン 」

この 6月末で店舗は閉店することになった。営業は続けるので

この日は店舗のお別れに。

 

ameblo.jp/amaran11

 

 

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この大きなリボンを描いてほしいと依頼されて、さすがに

リボンなんて描いたことないし、ちょっと悩んだわ. 笑

 

 

 

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それとこの入り口のガラスの天使たち。11年たってもほとんど落ちてなくて

きれいに保っている。描き手にとっては冥利に尽きるね。

 

 

 

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もともと同じ職場の友達同士が、仕事を辞めて開業した。

ここは決して店舗としては、いい場所とは言えない。

ここで11年、続けられたということは、やってきたことが

「 ホンモノ 」だったから。

 

それぞれのご家庭の事情もあって、アトリエはなくなるけど

まさに美魔女のお二人だから. 笑

また新しい再スタートになるんだね。

 

 

 

 

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pizzeria

PARCO della PACE 

 

岡山から来られたお客様と打ち合わせの後、ランチでパルコさんへ。

美味しい食事をしながらの、ミーティングの延長戦は話が早い。

 

facebook.com Pizzeria-PARCO-della-PACE

 

 

 

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定番のしらす、ビアンケッティは香ばしくチーズとよく合う。

 

 

 

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この水茄子がとても美味しかった〜 ジューシーで甘くて

トマトソースと相性バッチリ! ごちそうさまでした。

お客さまも気に入ってもらって、よかった〜

 

 

 

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パルコマダムのラテアート♡も 完成度高くなってきたね. 笑

 

 

 

 

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Trattoria MARIO

 

土曜日お仕事で鈴木さんが来ると、ランチ率高い白島のトラットリアへ。

車も停めやすく時間かけずに、たっぷりパスタが食べれてリーズナブル。

コロナの影響もあるけど土曜日の Qガーデン、まず混んでいない。

 

 

 

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スマホでパチリ撮って、マリオはやっぱりサラダセットがお得。

 

 

 

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食べる時ぐらいはと思いつつ、最近は鈴木さんの

仕事の相談にのって。

 

 

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土曜日でも隣でマダムたちは女子会、話が止まりません. 笑

 

 

 

 

 

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エビと夏野菜のトマトクリーム フェトチーネ、しかも大盛りで。

 

 

 

 

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でもほんとよくがんばってくれてる、助かるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マンジャーレ

 

さてその次の週の日曜日も休日出勤。で、またまたパスタ希望。笑

先日、食にとても精通しているお客様が SNSで上げて

物議を醸していた. 笑   マンジャーレへ。実は事務所から

歩いて行ける十日市にある、2階の小さなお店。

 

もう 10年ぐらい前に 1度、誰かに連れて行かれランチしたけど

ちょっとぶっきらぼうなオーナーが、当時のまんまだったわ. 笑

クセの強いオーナーは元、ジョバンニの料理長だったとか。

一見さんはちょっと入りにくいかも、検索したらこれぐらいしか

出てこないけど、隠れた人気店。

 

rubese.net/gurucomi

 

 

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パスタランチが 4種あったかな、他にもピザやグラタン?とかあった

ような気がする。

 

 

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トマトソースにしてみた〜 ガッツリで茄子も仕込みがいい感じに

懐かしい味わいだった。

 

 

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ボリュームもけっこうあるな、しかもリーズナブルですよ。

 

 

 

 

 

 

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鈴木さんはクリームパスタ!ではなく、これはカルボナーラ。

ほとんどスープパスタ、ちょっと飲み干せなかったね。

 

 

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そんなこんなで今日も元気で悩み多き、鈴木さんと。笑

 

 

 

 

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P i S O

 

なんとうれしいことに、スペランツァの石本シェフから

すごいスイーツが届いた! わざわざ取り寄せたもので、ほんと

めっそうもない。 ありがとうございます。

お店も もう1年は行けてないなぁ。人気店だしコロナだし。

 

speranza-italia.com

 

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パッケージも予算かけてる、シンプルで品もいい。

 

 

 

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r e s p i r a s i o n

 

レスピラシオンがプロデュースする「レスピのレシピ、しあわせチーズ」

金沢のモダンスパニッシュ料理で有名なレストラン? ではないな。笑 

ちょっと話題になってるけど、このチーズケーキひとつ味わっても

特化しているのがわかる。

ケーキ屋さんじゃ出来そうでやらないこと。

 

respiracion.jp

piso-hife.stores.jp

 

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包みを開くと当然、期待値が上がる出立に。

 

 

 

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スペインだから、バスクチーズケーキなんだろうけど。

 

 

 

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切ってちょっと驚く、ケーキの中心はドロっと生状態。

すぐさまチーズの香りが強く立つ。

 

 

 

 

 

 

 

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これはかなり美味い!!です。

チーズケーキとスコーン、それとベーグルにはかなりうるさい私。

昔から自負してますが、今まで食べたバスクチーズケーキとしては

ダントツですね。 シェフありがとう。。。

 

この「しあわせチーズ」のネーミングにケーキとついてないのが

わかる気がする。これは ほぼチーズです. 笑

チーズ大好き鈴木さんも感動のチーズケーキでした。

 

 

 

 

Stellare

それとスペランツァさんは昨年末、お店の 2階を改装して

 Stellare(ステラーレ)を開店。スペランツァよりラグジュアリーな空間で

料理もさらにこだわった、リストランテを提案している。

この先の観えないコロナ禍で、シェフはとんでもないチャレンジを始めた。

ずっと全力投球スタイルのシェフ、よほど気合入れてるのが 容易に想像できる。

簡単に行ける身分じゃないけど、そろそろ一度、味わってみたいものだ。

ご一緒してもらえる相手を 見つけんと行けんわ. 笑

 

スペランツァ はいよいよ今年で 10周年を迎える。

初めて連れていってもらった日を、今でも鮮明に覚えている。

川沿いの暖かい冬の日。 松葉杖だったけど. 笑

 

 

instagram.com/stellare_hiroshima

 

 

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Narusaya

 

ナルサヤ大好きのお客様からリクエストで、8ヶ月ぶりに並んでみる。

もうちょっとは落ち着いてるかと思いきや、相変わらず

すごい並ぶなぁ〜

 

instagram.com/narusaya

facebook.com/Narusaya

 

 

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まぁ歩いて行けるし、今回は開店 30分前に向かって 3人目。

まだけっこういろんな種類のケーキ・焼き菓子があって、迷った。

 

 

 

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ケーキといっても国産材料とオーガニックにこだわり、白砂糖不使用。

スパイスやハーブを強く利かせた、全く甘くないお菓子たち。

 

 

 

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シャッターが開くまで、そこが店かも分からないファサード。

コロナで狭い店内は 2人まで。開店時には30人は並んでいたから

店内での撮影は、スマホでもちょっと気が引ける。

 

 

 

 

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これが看板だからね. 笑

 

うちの事務所、十日市近辺はこの 1年ぐらいで並ぶ店、3店もできた。

大人のお菓子屋さん「 ナルサヤ 」   二郎系ラーメンの「 夢を語れ 」

そして「 ミサキベーカリー」 3店に共通するのはどこも

お店創り・店舗そのものには、最低限の予算しかかけていないということ、

できる限り自分たちで DIYしているようだね。ちょっと路地裏の

開店してないとわからない、看板もないお店に行列ができる。 

 

美味しいとかすごい量とか、商品が特化しているのは当然で

間違いなく「 映える 」SNSの恩恵は欠かせないものだね。

 

 

 

 

 

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日 月 HIZKI

 

独立する前に務めていた カワハラで、上司だった T先輩が退社して

転職したのが、広告制作会社の NAM( 南無・ナム )だった。

そのころから NAMは、飛ぶ鳥を落とす勢いで大きくなっていった。

そして 6年ほど経って NAMは分裂する。

その一社が現在の「 ニューズ アンド コミニュケーションズ 」であり

代表で会長の佐々木さんは、私が二十歳のころお世話になった、

広島を代表するアートディレクターだった。

そして NAMに残ったメンバーで 後に設立した制作会社が

この手だけ写真の経営者、下地さんが率いる「 日月・ヒヅキ 」だ。

T先輩と同じく? 以前からシャイな下地さんも顔出しNG。

まぁこの手だけの 1枚でもそのお人柄は、充分に伝わるだろう。

 

 

とは言っても、面と向かって下地さんに会うのは、H-ADC以来

12年ぶり? あの懐かしい財津和夫か細野晴臣のような

( あくまでも個人的な見解。)柔らかい印象の眼差しを

思い出しながら、オフィスに向かうと…

まったく20年ぐらい昔のまんまの、下地さんが現れた. 笑

もちろんシワと白髪は増えてたけど、なんてゆうの?とにかく

若々しく変わってない。納島さんもだけど もうすぐ還暦とは

とても見えないのよね。それもうらやましい。

いつもの柔らかい物腰で、私のような はみ出し者にも

謙虚に接してくれる。それにやっぱり T先輩にどこか

似ているのよね。下地さんは同じ大学の先輩だったらしいけど。

とはいえ T先輩が NAMにいた頃、彼に下地さんのことを聞くと

「 仕事の鬼じゃ。デザインバカ。」って言ってたのを、今でも

よく覚えている. 笑 物腰は柔らかくても、仕事となると

とことんストイックになるのは よく聞いていた。

 

 

さて、脱線したけど本題へ。

昨年、私は独立して 22年、事務所を開いて 20年になった。

20周年でちょっと個展とか企んでたことが、コロナ禍で何もできず

スタッフも 4月で辞めて… さすが行き当たりばったりの自分でも

これはきりがいいから、ここでいったん事務所は畳んで出直しかな?と

安易な方向へと悩んでた。

そんな頃、急にふとしたことから広告業界の先輩方は今、

どうしているのかなぁと 無性に気になっていた。

この「 ひろしまデザインびと 」で上げているペンギン中村さん

他にもいろんな人を思い出して、なぜか年上の人たちばかりが

浮かんでは、会ってみたくて仕方ない。頭下げてご教示願いたいとか

そんな会いたい人の中で 一番、接点がなくて遠い人が

この 下地さんだった。

コロナが落ち着いたらと思い年が明け、ちょうど T先輩から滅多にない

メールがあり、日月の松浦さんから 4、5年に 1度しかない お仕事の

相談メールが来て、運よくアポが取れたしだいで. 笑 

とはいえさすがに厚かましい自分でも、下地さんに会うのは緊張した。

なのに以前のまんまの印象で迎えていただき、感謝しかない。

 

 

まずは、そんな「 日月 」の発足の話から聞いて、月並みな話題に

なりながら、やっぱり現状のお仕事やこれからの方向性など

率直に聞いてみた。特にグラフィックデザインという仕事について、

これからどう関わっていくのか。

下地さんは終始、ほとんど変わらない表情で

「 そうだよね〜きびいしいよね〜 」

「 うちもどうしようか〜考えんといけん〜 」

もちろん八丁堀ど真ん中のオフィスビルで、10人のスタッフを抱える

リーダーだから、厳しく先を見据えているのは私でもわかる。

でもなんだろう〜 昔から変わらない静かでクールな眼差し。

いつも不思議な余裕を感じるんだよね。

まぁ私など相手に腹割って、話すことでもないだろうけど. 笑

 

それよりもちょっとうれしかったのは、下地さんは経営者だけど

今も現役のデザイナーで、毎日ちゃんとデザインしているということ。

そこで失礼ながら、いつまでやる気なんですか?と投げてみたら

「 とにかく手を動かしているのが好きなんよ。たのしいのよ。」

しかもずっと続けていても、まったく苦にならないそうだ。

当然デザイナーをやめる気もないし、嫌にもならない。

だから仕事をする=デザインをすることなので、手が動く限り

デザイナーであり続けるのだろう。

下地さんもやっぱり生粋のクリエイターなんだな。

たしか T先輩も昔、同じようなこと言ってたなぁ。

 

 

 

 

NAMから日月へとシフトして 17年。

このまま20周年 30周年を迎え、いつの日か下地さんが

もうデザイン、辞めたんよ〜という日が来るんだろうか。

 

 

 

追伸 検索してたらなんと日月の HPを発見。下地さん曰く

「 作ったんだけど、あれもなんとかせんといけん〜 」

当時のいきさつとか、なんとなく想像できるだけに

このページを見てたらなんとなく、NAMを思い出した. 笑

 

hizki.co.jp

 

 

 

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昨年に続いて、今年も「絵図屋の紫陽花便り」送ります。

たぶんもう 15年ぐらい紫陽花便届けてるけど(ブログでは2010年から)

 

 

 

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今年はかつてないほど、ドゥジエムピンクが大量に咲いてびっくり!

いつも大きな株の割に 5〜6個しか花が付かないのに、どうした?

まぁピンクが多いと華やかではあるけど。

 

 

 

 

 

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いつものドゥジエムブルー、色彩のグラデーションが美しいね。

 

 

 

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ドゥジエムさんはもちろん、今年も 10軒ほど無事配達。

紫陽花は花を切った方が 翌年の花付きがよくなるし、なによりも

届けたときのみなさんの笑顔は、無条件でいただけるから。