strawberry flog LAB
MASARU YAMAMOTO
もう 3年ぶりかな、ヤマモトマサルさんのラボへ。
また行きたいとずっと思ってたので、楽しみにしていたね。
instagram.com/afrog/
ヤマモトさんラボ訪問に導いてくれたのは、彼の師匠である
(と言っていいのかわからんけど. 笑)カメラマンの荒木さん。
いいタイミングで ありがとうございます!
photoaraki.com/
ちょっとおじゃまするつもりが、2時間半もすみません!
そして相変わらずプロ並みに、いやその辺りのプロよりも
追求して淹れている珈琲がめちゃ美味しい。探究するあまり
バッグタウンコーヒーでバイトしているからね。
それにしてもヤマモトさんからのインプットは
とても有意義だ。やっぱりこの人はすごいわ、広島でも
稀少な才能の持ち主だと言える。
j o y
嶋津まみ 清水武司
去年の個展でお会いした時に、厚かましくもお願いして
嶋津さんのアトリエ兼ご自宅訪問へ。
joy-web.info/
instagram.com/joy_mamishimazu/
ちょうど自宅のリフォームをされてたそうで、古い民家をスッキリと
オサレにコーデされていた。
いろいろ聞きたいこともあったけど、いざご夫婦と向き合って
プライベートな空間で、逆にこっちがテンパってしまった. 笑
この日、来れて 1番うれしかったのは、この 2冊が観れたこと。
30年前に嶋津さんがフランスで描いた、スケッチ=絵日記だ。
これを 1色刷りの小冊子 2冊組で自費出版したのを
あのピカソ画房で購入した。当時、ピカソの小竹さんから
嶋津さんのこと聞いて以来、ずっと会いたかったのよね〜
picasso.co.jp/
それにしてもこの原画は、想定してたよりずっとていねいに
描かれていて、線は軽く色使いが とにかくオサレ!
あのコーピー機で刷ったような冊子では、何を描いてるのか
わからなかった部分も、すべて解明できる。
なにより30年前の おフランスの空気感、感動だよ。
これはぜひ、カラーで出版して欲しいなぁ。
相変わらず私が一人でしゃべってしまい、肝心の嶋津さんの写真も
部屋の写真も撮ってないけど、旦那の清水さんは唯一 1枚だけ
いいポートレイトが撮れていた。
プロのカメラマンでアーティスト、最初に出会ってもう 15年?かな。
そのころからまったくと言っていいほど、お変わりない。
すごいなぁ〜 夫婦揃って。
ANALOGRAPHICS
PENGUIN GRAPHICS
9月に事務所を引っ越されたペンギングラフィックス。
神ノ倉山公園「 音楽の森 」も無事開園したので、ようやく
新事務所にごあいさつへ。
https://penguin-g.com/
いつもの中村さんと奥様、絵になるね。先日はお疲れさまでした!
ご自宅の 2階部分をすべて改装、仕事場としてリノベ。
以前から自宅に事務所を併設できると、聞いてはいたけど
やっぱりお家そのものが、普通の一軒家ではない空間になっている。
什器もインテリアもハイクオリティなもので整っている。
なによりもお二人が住み慣れたフィールドで、こちらが
向かい入れられる、客人になれたような気分。
以前の事務所よりも、お互いがリラックスしている気がする。
職場ではこの書籍に挟まれた「 BALLY 」が圧巻。
谷先生も 1番いい席に鎮座されていた. 笑
1階にはまだ、納まりきれなかった作品や資料が てんこ盛りに。
貴重な財産だからね、奥さまもこりゃ たいへんだわ。
個人的に驚いたのがこのカントリーマン!
きれいにレストアされていたけど、すごいのはこの中身ね。
ポルシェの中村さんもよかったけど、これも乗ってるというのが
意外なようで、めちゃ似合っているなと思った。
また落ち着いたら お邪魔しに行こっと。
谷さんには もう来んでいいと言われそうだが. 笑
Hand-Me-Down
もう 4年ぶり?ちょっと仕事の相談もあって、ハンドミーダウン へ。
木下さんに会うのも新年会以来だけど、ずっと超多忙だと
聞いていたので、お元気そうでなによりだった。
hand-me-down.jp/
さて仕事の相談は、ちょっと面倒な見積もりだったけど、木下さんに
とてもいいプランを出してもらって〜 さすがですよ。
あとはこの予算を出せるよう、クライアントに交渉しないとね。
でもそれが今、厳しなってしまって申し訳ないことに。
あ〜残念だなぁ〜
それとついでにではないけど、この「 ひろしまデザインびと 」でも
木下さんにぜひ聞いてみたいことがあったので、率直に質問してみた。
それは店舗などで使う、ロゴデザインについて。
以前から( 20年以上前ね )設計デザイナーが、その店舗で使う
ロゴデザインも手掛けるという業者はいたけど、まぁそれは
片手間というか、既製のフォントで適当に組んでたり、それっぽく
メジャーなものをパクってたりして、作られていた。
特に飲食店や個人店とか予算もなくて、ロゴはサービスしますよ〜
なんてのはよくある話だった。でもそのおかげで私は、
その予算がないという飲食店などの ロゴデザインに特化して
この25年、多くのお仕事をいただいたのでね。
そんな調子にのってた 15年前、納島さんの紹介で木下さんと出逢う。
当時のハンドミーダウンはブティックの運営をしながら、
すでに店舗デザインと施工でもよく話題になっていた。
特に木下さんのエイジング技法は凄かった。MARIOの店舗創りで
特殊な施工を見たり、エイジングをしてきた私でも、
彼の店創り、細部の造り込みやこだわりはとても真似できない。
それから WOODPROのお仕事や、木下さんからも撮影のお仕事を
いただいたりと、ちょっとずつ関わりもできた。
さて脱線した. 笑 木下さんはずば抜けたセンスと職人気質で
お店のロゴやサイン類、グラフィックデザインもこなす。
以前は自らスケッチや文字組をしたり、デザインをこなしていたけど
今は Ai(Adobeイラストレーター)で組めるスタッフがいて、
イメージを伝えて制作、提案しているらしい。
店舗や施設などで使うロゴデザインは、そのクライアントの
「顔」になる。これまで木下さんがデザインしてきた
ロゴデザインの在り方やこれからについて、裏表のない
ストレートで素直な木下さんの想いが聞けて、よかった。
クラジャの榎さんが
「 木下さんは仕事に対して熱い! 情熱的に仕事をするから。」
と言ってたけど、そうね、まさにそう。
このラフでフリーダムな印象からは観えない、仕事への想い。
ほんと熱い人だから、お客様が木下さんに頼んでよかったと思い
またその仕事を見た人が、次の客になっていく。
だからほとんど紹介だけで繋がっている。
木下さんは今、これまでにない流れで
大きなクライアントの仕事を受けている。年内にオープンする
みたいだけど、話を聞いただけで楽しみになった。
広島にまた新しい
ハンドミーダウンのデザインが生まれる。
K's design
昨年末、コンセプトワークの川上さんとお話しできて、さて次はこの方に
アポとります!と言ってもう 3ヶ月、ようやく伺うことができたのが
K'sデザイン室の金具さん。彼女は広告媒体をメインに、企画から
デザイン制作までこなす、アートディレクターさん。
お会いするのは先日の「 大先輩とのはればれ会!」以来だけど、こうして
向き合って話すとなると、やっぱり美人は緊張するなぁ. 笑
ks-designroom.com/
この日はフェルトアートの「 ナナちゃん 」を納品するために
作業されていたので、無理言って現場を撮らせてもらった。
Felt art
もうすぐ家族のもとへ帰る間近のナナちゃん。フェルトアート犬の制作は
もう 8年前かな、金具さんの愛犬「 びび君 」が亡くなったのをきっかけに
始まった。今や彼女のライフワークであり、大切な新事業になっている。
ks-designroom.com/feltart/
instagram.com/ks_feltart/
ちょっとこの写真はわかりにくいけど、オーダーのアクリルケース背面には
生前のナナちゃんの写真が配置されている。写真の画像処理からレイアウト、
名前やメッセージなど、金具さん自らデザインしている。
スケールは 27㎝ほど、実際の 3分の1ぐらいだろうか。
かわいいとか、生きてるみたいとか月並みだけど、金具さんの作る
フェルトアート犬は、そこに不思議なぐらいの存在感がある。
なんと驚いたことにこの瞳は、この子の写真から画像処理して
プリントしたものに、透明な眼球を貼って作られている。
本人( 本犬 )のアイリス( 虹彩 )を使ってるんだ! すごいよね。
この鼻や舌、犬歯も、写真と飼い主さんから得る情報をもとに
造形用のモデリングクレイで製作したもの。
かわいい肉球や、隠れている足の爪もリアルに。こりゃ たいへんだ。
髭やまつ毛は てぐす( 釣り糸 )だと透明だし、一目瞭然で人工物って
なるので、毛足の長い筆や刷毛などから採取している。
先に伸びるほど細く、リアルにカーブさせているのが秀逸。
本業はグラフィックデザイン、 K'sデザイン室は今年で創業 20年になる。
なのでかわいいスタッフさんも、もちろんデザイナー。
今まで 38匹の愛犬たちを作り、フェルトアートの技を培ってきた。
その工程と経験を振り返る。
まずオーダーを頂いた飼い主さんから、大量の写真を出してもらい、
最終的に仕上げるポーズを決めて、そのサイズに合わせた
原寸大のプリントを作る。それをモデルに立体成形していくのだが
じつはこの写真が最も重要。
ほとんどの飼い主さんは、愛犬が亡くなられてからオーダーされている。
生前の写真は沢山あれど、例えば先ほどの肉球や、お尻の写真とか
真っ正面から見た顔の写真がなかったり... 造形に入る前の準備、
細部までの画像データを揃えるのが、たいへんなんだ。
フェルトなので羊毛をベースに作るけど、なによりも毛の色味合わせが
難しいらしい。犬を飼ってる人ならわかるだろう、同じトイプードルでも
似たような茶色だが、何匹か集まるとみんな違う。
なので染色されたアルパカ毛も使うため、サンプルを多く取り寄せて
なるべく本人(本犬)の毛色になるように厳選している。
もちろん愛犬が存命で、オーダーされるケースもあるので
抜け毛でも長めなものを保存してもらい、羊毛やアルパカ毛と一緒に
刺して使うこともできる。
亡くなられていても もし生前の毛があれば、素体のどこか一部にでも
刺して残せる。こんな心配りがありがたいよね。
それから制作へ。ベースの素体ができたら、画像をチェックしながら
ただひたすらフェルティング! 毛を丁寧にチクチク刺していく。
もちろん本業と並行しながらの毎日で、何時間? 何千回?刺すのだろう。
この手に持っている専用のニードルが、何本も折れるそうだ。
大きさにもよるけど、一体作るのに 1〜3ヵ月は かかるとか。
現在予約は 3年待ちである。
それにしてもこんな途方もない作業で 出来ているとは、思わなかった。
もちろんそれなりの料金で、オーダーを受けている。でも
その倍の対価をもらっても 私ではとても作れないし、工程が分かるだけに
お断りするしかない。何ヶ月かかるだろ? いや 2、3年かけたぐらいじゃ
このクオリティにはとうてい及ばないのだ。
そんな金具さんの机には 8年前に突然亡くなった愛犬、びび君がいる。
何年経っても変わらない びび君への想いが、金具さんの才能と繋がり
フェルトアート犬作りというライフワークになった。
4年前に見たときは、このフェルトアートびび君 (2号)のクオリティと
再現力に驚かされたものだ。でも金具さんに言わせれば
この 4年で素材と制作技術は、比べものにならないほど上がってるらしい。
なのでまた新しいびび君(3号)を作ってみたいとか。 例えば原寸でも. 笑
でもまだ予約も多くて、しばらくはできそうもない。
それもちょっと辛いことだね。
そんな金具さんの想いがカタチになった、今は亡きナナちゃん。
もうすぐ愛されていた 家族の元へ帰る。
飼い主さんの中には、届いても箱を開けて見ることができなかったり
見たとたん涙が溢れた人もいる。それを聞いた金具さんも
また泣いてしまう。
一緒に過ごしていた家族の、思い出の中の愛犬へ
その一番好きだった表情に、少しでも近づけるように
金具さんは今日もチクチク、刺し続ける。
多と美 Sukima.
CENSA inc
広島の広告・WEB業界で、天才と呼ばれているクリエイターがいる。
WEB制作会社の草分け、カンドウコーポレーションのCCO・デザイナーで
個人でもプロダクトを展開しマルチに活躍している、柳谷くんだ。
彼を紹介してくれたのは、同じくWEBのアイエーアイ、藤本くんで
もう 15年ぐらい前かな、親友でもある彼が「 ヤンプー 」と呼んでいたので
私もついヤンプーって呼んでいる。でも14下の彼に感心すると言うよりも
尊敬のレベルで観ている。またそんな大げさなと思うだろう、でも
彼と接したことのあるクリエイターや業界人なら、
常識と言っても過言ではない。まぁここで説明しても長くなるし
過去の制作としてわかりやすいところだと
「 シェアフル 」や「 エア書道 」など有名なコンテンツだろうか、
これらも 10年以上前になるんだよね。
SHAREFL
「 まだないもの 」を先につくれる 非営利ラボ。
sharefl.jp/
AIRSHODOU
全身空間書道インスタレーション。
sharefl.jp/projects/airshodou/
CENSA inc
千差株式会社 社名は「 千差万別 」と「 sensor センサー 」が由来。
デザインとプロダクト、コンテンツを生み出すホームベースとなる。
censa.jp/index.html
facebook.com/censa.jp/
そのヤンプーが昨年、奥様と展開しているミニメーカー「Sukima.」の工房と
ショールーム兼デザイン事務所として「 多と美 TA TO BI 」を開設した。
しかもうちの事務所と同じ川沿いで、歩いて 5分で行けるところにある!
で、さっそく見学に行くことに、ヤンプーに会うのも何年ぶりだろ?
着いてみてびっくり! そこは以前からとても気になっていた 古いビルで
ここで事務所やギャラリーとかできたらいいなと 思っていた建物。
古くてもとても堅牢なビルで、ファサードも常にきれいにされている。
23年前に事務所物件探していた時から、目をつけていたけど
どうみても自社ビルっぽいし、一般に貸し出してるとは 思えなかったから
まさか借りれるなんてね、しかもヤンプーと繋がるなんて。
羨ましいなぁ。
sukima.gift
instagram.com/sukimagift/
「 エアコンをかけているので 扉を閉めていますが お店 OPENしています!」
こんなセンスがいいね〜 奥さまかな。
入るとほぼ 前面が窓ガラスで披けていて、とても明るく開放的。
どちらの窓からも、川と樹樹が広がる。
展示用の什器類もデザインされている。工房兼店舗ショールームだが
フロアそのものがヤンプーの実験室のようだ。そしてプロダクトの
プレゼンルームでもある。
REGI GOCCO
ヤンプーが直々に、とても丁寧に商品の案内と解説をしてくれた。
まずはこの「 レジごっこ 」 Sukima・CENSAの原点になる商品だろう。
自らの子育てで生まれたアイデアだろう、2〜3歳でも遊びながら
商売の基本を学べる。アプリのデザインが これまた秀逸。
mobile
レジごっこのコインや このモビールも、すべてレーザーカッターで
作られている。
そのモビール用のパッケージだが、これがまたよく出来ていてね、
どんな形態やサイズのモビールでも収納できるよう、てぐすを通す穴や
折りケイの位置などを設計し、シミュレーションして製作している。
なんとすべてのモビール商品が、一つの型でパッケージできる優れもの。
アイデアからデザイン、設計製作まで、一つのプロダクトを
一人でこなしている。このセンスとクオリティで。
他にもたくさんアイテムが展示、販売されている。詳しくはサイトにて。
HOSITOKI
星形の積み木。積み重ねたままインテリアにもなる。
パッケージはレーザーカッターで切っていて、高額なトムソン抜き代も
いらないし、小ロットで回せる。
YAMAZUMI
なんだこれ? これもまた特殊な形の積み木が目を引く。
直角で組んでるブロックがない、この特殊な形の積み木は
どのような工程で できたのか。
私も公私に渡り木製品には精通しているので、これを 1からプロダクトして
このクオリティで商品化することが、どれだけ面倒なことかわかるだけに
ほんとすごいことだよ。
RIVER SEA GROUND
リバーシーグラウンドは駒を三角形にしたオセロ。
単に駒の形を変えただけではない、三角錐を使った新しいルールや
工夫がされていて、それを木製品としてこの完成度で仕上げる。
いやはやこれも秀逸すぎて驚くばかり。
どの商品もインテリアとしても楽しめるように、デザインされている。
maze ornament
「 迷路オーナメント 」これもすごいよ。よくある迷路のゲームだけど
アイデアとセンスが細部に利いている。
ie shougi tou
「 いえしょうぎ 陶 」 それぞれの駒の行動範囲を、駒のデザインにして
駒上に焼き入れている。写真のタイプは将棋盤が陶器製で、なんと
食卓での食器としてのアレンジも提案している。
しかも「 いえしょうぎ APP 」ボードゲームもできている。マジか!
こうゆうところが、一般人だと そうスムーズにはできないもんだが
ヤンプーにとっては片手間、サクサクっとやってのける。
10sanji wakasa yusuke
その陶器製の将棋盤を製作しているのは 我が故郷、江田島の陶芸家で
「 10サンジ 」若狭さん。「 多と美 」で焼物も展示販売している。
instagram.com/yusuke_wakasa/
HIBA RINGS
庄原の森を守り、循環させるプロジェクト「 ヒバリングス 」の
メンバーとしてご夫婦で活動中。HPもシンプルながら秀逸なデザイン。
hibarings.jp/
TSUKIGASEYA
おつまみの専門店「 月ヶ瀬 」のパッケージデザイン、WEBサイトまで。
とてもキレイな金平糖を買って帰った。
tsukigase.info/
instagram.com/tsukigase.hiroshima/
ヤンプーの秘密基地「 多と美 」におじゃまして、ざっと説明された商品を
載せてみたけど、そんな「 モノづくり 」もさりながら
ひとつひとつの商品に込められてる想いや、ストーリーがおもしろい。
それはヤンプーが醸し出すカリスマ性と相まって、私の貧弱な文章では
とても表現できないので、気になる人はぜひ「 多と美 」へ。
木製品に宿る可能性を、ヤンプーが導く様々なプロダクトに
接触してみてはいかがだろうか。
それにしてもここは、想定以上の素晴らしい物件だった。
また遊びに行きたい、迷惑だろうけど. 笑
IL GRADO
京橋のイル グラードへ。シチリア、プーリアだから南イタリア料理だね。
初めて行くけど楽しみだなぁ。ランチメニューはないので アラカルトで
この鮮やかなニンジンのマリネ?は、ここの名物らしく、見た目とは想定外の
美味しさ。とてもていねいに仕込まれている。
ilgrado.com
この野菜のフリッターも美味しかったね〜 レンコンとかいいわ。
Consept Work
美味しいランチと相談にのってもらったのは、デザイナーの大先輩、
グラフィックデザイン事務所 コンセプトワーク代表、川上さん。
5月の「 ナルさん会 」以来ですかね。H-ADCでお会いして13年、
いつもこの笑顔でポジティブなイメージしか印象にないけど、こうして
向き合って話すの初めてだったので、やっぱり美人は緊張するなぁ。
concept-work.jp/
パンもフォカチャかな? 旨っ〜
なるほど、さすがパスタも正統なトマトソースの味わい!
懐かしくもあり、めちゃ美味い。
川上さんのカサレッチェも これも間違いなく旨そうだ。
さてイルグラードから歩いて 2分、コンセプトワーク事務所にて。
私もルーツは広告業界ですから、こんな大大大先輩の前では
ヘビに睨まれた食用カエル. 笑 こちらが緊張していると
ヤクルトを一本、いただきました。
川上さんは独立されて 30年、会社は 19期目になる。
昨日伺った IC4 DESIGNの神垣さんと同様に、このコロナ禍において
グラフィックデザインの現場の変化や、仕事としての想いなど
率直に聞いてみた。
それがくしくも神さんと、同じようなニュアンスの答えがあったり
ちょっと意外だったけど、相談できてよかった。
とても有意義なインプットができました。
川上さんはリクルート社出身。
私も30年前、以前勤めていた デザイン オフィス カワハラにて
リクルートのビーイングに載せるイラストを描いていた。
当時のリクルートは川上さんのように、美人でバリバリ仕事をこなす
キャリアウーマンがフロアに沢山いる!そんなイメージだった。
偏見だけど. 笑 綺麗な人が多かったなぁ。
コンセプトワークも女性スタッフ 6人の広告制作会社で
エディトリアル系( 雑誌や新聞など、編集を主とするデザイン )の
お仕事が多い。スタッフがそれぞれに担当のクライアントと
打ち合わせして制作、校了するまで受け持つので、責任感も強く
自立している。なのでコロナ禍でのスタッフ間のやりとりや
リモート化も難なくできたらしい。
川上さんはクールに、それぞれの仕事のマネジメントをしている。
と思ってたけど、そんなスムーズな仕事ばかりではないようだ。
スタッフでもクリアできない問題もあるし、
それにどう向き合い対処したか。
仕事より大事なことはあるよね。
たんたんと話される言葉の中に、スタッフを見守る
まっすぐな想いを感じる。この写真のように
いつも明るい人で どこかお茶目で、でもちょっと天然?で
( 大先輩に失礼しました )
誰に対しても潔いイメージの川上さんが、
ふとお母さんのように、優しく言い切るのが
とても印象的だった。
これは来年届いた、コンセプトワーク2023の年賀状。
( BACK TO THE FUTURE→ みたいな表現になった. 笑 )
もう 6年ぐらい前から? スタッフみんなの写真をとって
デザインされているけど、今回はなんとイラストで表現。
みなさんかわいいけど、よく見ると細かい表情やしぐさから
それぞれのキャラクターがイメージできるほど
上手く描けているんじゃないかな。
負けるわぁ. 笑
ステキな職場だね。
IC4 DESIGN
コロナ禍になるちょっと前から、神垣さんに会いたいなと思ってた。
それは彼がパーソナリティをしている広島 FMの「 ホントーボーイズ 」を
毎週 楽しみに聴いているからだろうか。仕事や出張で聴けないときも
radicoでチェックできる、ホントー便利になったもんだ。
先日はなんと(株)サムライ 佐藤可士和さんがゲストで対談、
広島のクリエイターで彼と話せる広告業界人は、神垣さんぐらいだろう。
これが 2週に渡ってとてもおもしろくて、佐藤可士和さんにも遠慮なく
突っ込んだ質問したり めちゃウケる. 笑 またミニマリストの四角さんが
ゲストの時は、ラジオ聴いたその日のうちに著書を検索して注文、
一気読みしたりして、ふだんから本を読めない男なので
これはただ事ではない。
そうやって神垣さんの声を 定期的に聴いてるので、何年も会ってないのに
IC4Designの近況や 神垣さんのトレンドなども聞けて、勝手に一方的に
親近感わいてる。
ic4design.com/
hfm.jp/tops/whatsnew/
IC4 DESIGN は代表の神垣さん、
モヒカンで見た目かなりイカツいけど、たぶん優しいダイスケさん
( 彼の写真がなぜか?このスマホのしかなかった〜ごめん )
そして個人的にはマジ推しの杉さん、あとこの日はリモートで
留守だったけど、かわいいアリサさんの 4人。
コロナ禍以前は海外からもインターンなどで、アート系の学生や
クリエイターたちを受け入れていた。
神垣さんはグラフィックデザイナー出身。
IC4 DESIGNはデザイン事務所なので、一般の広告系デザインから
自社のオリジナルプロダクトまで展開している。
彼の描く緻密なイラストレーションは、広島なら誰でも一度は
日常で観ているほど、もう街の景色になっている。
国内外から依頼を受け 大作も多く、世界的な受賞歴も数知れず。
そこからさらに飛躍する転機になったのは
8年前に制作した絵本「 迷路探偵 ピエール 」の出版。
現在 3巻まで発行、初版から海外の出版社と契約しているので
すでに世界 30ヵ国以上で販売されている。
しかもトータルの発行部数は ベストセラーになるらしい!
tis-home.com/ic4design/
最近幸せ太りの SAKURAさんをネタに. 笑 アポとれたけど
海外出張から帰ってきて、やっと落ち着かれた頃に会ってもらえた。
世界中を股にかけ、グローバルに活躍する神垣さん。
12年前、広島での初個展はとても衝撃的だった。なんでこれほどの
クリエイターが広島に居るんだろうと思った。
そこから今日までの活躍は 言うまでもないね。NETを駆使して
海外のとてもメジャーな企業、例えば Googleから依頼を受けたりと
ローカルな広島に居ながら IC4 DESIGNの仕事の在り方は
何年も先を行くようだ。
ic4design/2010/05/ic4-line-dencit.
まぁそんな雲の上のクリエイターなんだけど、こうして無理やり
おじゃましても、ちゃんとこちらまで降りてきて 話を聞いてくれるし
お仕事の現状や世間話まで、終始オープンに話してくれる。
コロナ禍から現在まで、神垣さんの仕事観というか 変化したことや
新しいワークスタイルなど、こちらのつたない質問にも
間髪入れずに応えてくれた。
この杉さんが TVドラマの「 相棒 」みたいなキャストで、とにかく
キャラが立っていて かっこいいのよ。私は密かに彼女のファンでして
向こうは引くだろうけど. 笑
各メンバーのパーソナリティは MANGA「 IC4劇場 」が必見です〜
これ、 めちゃおもろいから。
この お二人からこの空間で話しが聞ける、居心地いい ひととき。
この写真のパズルがすごかった! よくある合紙ではなく
木製のパネルに直プリントして、レーザーカットしている。
パズル自体も単なるジグソーパターンではなく、ピースひとつひとつに
とてもユニークで ちょっとしたギミックを施してる。
それは手にとってみて初めてわかる、めちゃ凝った作りでびっくり。
でもウクライナ戦争の影響で、海外での生産が延期されているとか...
なんて悲しいことだろう。
挨拶と取材だけして帰ろうと思ってたが、けっきょく 2時間も
じゃましてしまった。SAKURAさんも もっと質問したかったみたいだし
ちょっと申し訳なかったけど。
でもまさにホンモノのクリエイター「 神さん 」の話を聞けてよかった。
ありがとうございました。
あぁでも、
革ARTの話もしたかったなぁ。笑
神垣さんの作品は、とてつもない気力と根気のいる作業で
制作されているのは間違いない。なのでとうぜん体力も必要、
よってボクシングジムで鍛えている。
この日も顔にアザがあって、事務所でいかついダイスケさんと
スパーリングしていたらしい。
学生の頃、やんちゃしてたのは間違いない. 笑
同年代だけどほんまかっこいい人だし、
クリエイターの理想形だなぁ。
おそらくあと 3年かな?いよいよ夢の印税生活に
なるのだろうけど、引退するんだろうか。でも仕事はともかく
なにかしらクリエイトし続けていく人だろう。
それは世界というフィールドかも知れないし、逆にとても
ニッチでフェチなクリエイティビティかも知れない。
そんな神垣さんが創造するものを
これからも広島で 観てみたい。
森田太一デザイン事務所
森田くんは 2007年から4年間 いっしょに仕事していた、絵図屋で唯一の
男性スタッフだった。 8年前に独立、ソロでデザインの仕事をしている。
でもけっこういいお仕事しているのに、サイトもないしインスタも
やってないとか。クライアントとの関係だろうか?
ほんと何も出てこないけど、検索してたら穴吹でのサイトに
表情のいい写真が 1枚上がっていたよ。
note.com/aspac/n/
PARCO della PACE
こちらの都合で誘ってからずいぶん経ってるけど、まずはランチでも
リクエストはイタリアン、ただ時間もタイトだったので、
またしてもこちら! 今年は月一ぐらいで行ってるなぁ. 笑
instagram pizzeria_parco_hiroshima
facebook Pizzeria-PARCO-della-PACE
touch mach
タチマチ クリエイティブスタジオの SAKURAさんと。
この二人を並べるのも、新旧ちょっとおかしな違和感. 笑
instagram.com/a2shistagram36/
ピッツアはまず、旬のセロリとカボチャ? なんか特種なカボチャだったね。
品種名忘れたけど、なんか甘くないのよ、歯応えも違う。
トマトソースは定番のビスマルクで。米を餌に与えた白い黄身の卵が
匂いもなくマイルイドなのよね。
これもちょっと変わっていて美味しかった! たしかスモークしたお肉が...
忘れた. 笑
ジェラートで〆て、もっと聞きたいことがあったけど、タイムオーバーで
でもまた遊びに来てね。
やっぱり絵図屋にとって森田くんといえば、この年賀状のデザイン。
毎年クライアント数社の年賀状を、付け合わせで印刷するので
森田くん個人用に一枠あげてデザインさせてみたら、これが出来てきた。
「 森 田 太 一 」の その文字の意味をタイポグラフィとして表現して
太一の一は、元旦の 1月 1日と合わせて赤の数字に、その下に
2009をさりげなく入れて、全体のバランスをとっている。
実にシンプルかつ大胆で、森田くんらしい繊細なデザイン。
これで2009年の第 1回 H-ADC審査会で
ジェネラルグラフィックにおいて部門賞を獲得した。
うれしかったね〜
自分が受賞するよりも うれしかった。
木
林
Brand Planting Studio
k i r i n
k i r i n(キリン)の永戸くんは、先日の grab 山田くんと同じく
ペンギングラフィックス 出身のデザイナー、2018年に独立して
k i r i nを設立した。
kirin1.com
k i r i n は 3名、永戸くんをはじめ みなさん穴吹デザイン専門学校卒。
スタッフの沖村さん(左)は、私が穴吹で非常勤講師した時の教え子で
卒業したのはもう、6年前になる。
この写真は( 撮らしてもらったのに目瞑ってた、ごめん〜 )一昨年の
ローカルクリエイター Tシャツの打ち上げの時、永戸くんから
声をかけてくれた時のもの。このイラストは沖村さんが描いたもので
よく見たらとても根気と執念のいる作業を成し遂げている。
私は学生の頃の沖村さんしか知らないから、これはほんとすごい!
ことでね( 笑. 失礼 )それよりも彼女を雇っていることで挨拶してくれた
永戸くんのデザインに、以前から興味があった。
2013年のH-ADC審査会にて、 "H"ADC賞をとった永戸くんの
「 べっぴんうどん おつるさん 」のロゴやデザインが、個人的に
とてもお気に入りだった。実はうどんもジャケ買いして何度か食べてたし
SO@Rモノづくりプロジェクトでもよく見ていた。なによりも
あの審査会にて、個人的には彼がグランプリだと思ったからね。
さて前回の山田くん倉田さんと、たまたまペンギン出身のデザイナーと
会ってきたけど( あとMくんという稼ぎまくってる色音がいる. 笑 )
ペンギン組は皆さんとても個性的で、当然デザイナーとしてのセンスや
スキルもめちゃ高い。中でも永戸くんは私より 22歳も下で、
今まで話したこともなかったけど。でもペンギンにいた頃から
そのデザインされたモノには、とてもいい意味での違和感を感じてた。
そんなこんなで初めて話す若いデザイナーであり、経営者に
遠慮なくいろんな質問をして、彼も臆さず明確に答えてくれた。
まぁここでその内容まで、詳しく載せる気はないけど
k i r i n という屋号の意味からこれまでの成果、仕事への姿勢まで。
通して印象的だったのは、やはりブランディングとしての
デザイナーの仕事の在り方に、とても注力していることだ。
大きなクライアントや メジャーな仕事もこなす中で、k i r i nが一貫して
続けてきたことは
ブランディングのミッション = お客様の利益を出すということ。
若くしてそこにずっとシフトして、デザインしているのがすごい。
私が今の永戸くんと同じ 35の頃は、独立して 2年目で
ちょうど今の事務所を開いた時だった。その頃は毎日、ただこなす
仕事ばかりで、目の前の日銭のことばかり気にしていた. 笑
1年でも事務所が継続できたらそれでいいと思ってた。
この理念の差が、現実だね。
職場としての事務所の節目に、面と向かい、ねほりはほり
聞いてよかった。それとやはり、デザインから伝わるものは
人柄なんだね。
その作り手の想いや向き合い方、生き様まで
表現したモノに宿る。
さて k i r i n の事務所におじゃまして、いきなりびっくりしたのが
ちょうどこの日、3月 31日をもってこの事務所を撤退して
移転するとのこと。なんとまぁです、このタイミングで行けて
丁寧に応対してくれて、ありがとう。
久しぶりに会えた、かわいい沖村さんも
ちゃんと真面目にがんばっているようで、安心した。