もうけっこう話題になってる、
和食の人気店、いしおかへ。
久しぶりに chef shinに 会えた。
ワタリガニと菊のジュレ。一皿目の器から引き込まれる、料理はなんとも風味がいい。
蓋の裏に蟹の絵、微笑ましい。
「ある孤高の料理人と差しで飲食ベンチマーク」と題して(という口実で付き合ってもらって・笑)
学ぶための食事会、もう10回目かな。
chef shin こと、石岡さん。 以前とお変わりはなく 終始笑顔で料理される。
大工さんとシェフ自ら施工して
仕上げた店内。
シンプルで定番の和空間ながら
どこかしら、人の手を感じる、
素人感も残している。
赤足海老出汁のしんじょ
このしんじょが見た目を裏切る食感。すごい弾力、海老の味も強く出ていて、美味い。
山人の頃のように、カウンター越し
目の前で調理するをライヴで観ながら
話しながら食べれる。
彼の本骨頂といったところだ。
検索しても、みなさん高評価ばかり。
アオリイカにワタリガニの内子、たまり漬け。 この内子がヤバイ! 甘くて濃い風味、たまらない。
こりゃ酒がいるわ(笑)
シェフおすすめの酒はまず、亀の尾蔵舞(かめのお くらぶ)
なんと刺身は
アジのサラダ仕立て、クレソンの芽。
旨い!これがアジ? 鮮度もだろうけど、〆加減も繊細でたまらない。
甘鯛の栗蒸し。 今回、1番感動モノだったのがこれ。ここで書くのも面倒くさいほど
すべてが秀逸な一椀。
サワラ塩焼き、生ピーナッツ焼き。 ピーナッツでかい! 身がプリッとしてるけど味は淡白で甘い。
ボリュームも好み。
2杯目はこれ、旭菊 大地。
福岡の名酒だ。
餅銀杏 マナガツオの自家製カラスミ
先ほどの栗蒸し以上に感動したのが、この銀杏。一度、自分で作ってみたいものだ、でもたぶん
できそうで できないのだろう。そんな極みを感じる。
シェフがうれしそうに見せてくれたのは
〆のセコガニ炊き込みごはん。
まぁ〜これがまた美味かった! 貴重なセコガニの身と、内子と外子も贅沢に使ってるなんて。
旨すぎて釜に残ってるのも、
全部おかわりしてしまった(笑)
濃い蟹の味わいとそのおこげが、
たまらなく香ばしい。
初めて食べる美味しさに、感無量。
このオリジナルのお魚保管箱から出され、次々とお客様の口に入っていく。
デザートは無花果のソルベ。
樹熟した 小さくても濃厚な無花果がねっとりと、でもそれほど甘くはない。
これまでの人生で1番好きな果物で、最高の食事は終わった。
しあわせだなぁ〜 ご馳走様でした。
カウンターで食べていたら
気づかないけど、奥の部屋は意外にも広く
大きな一枚板のテーブルが堂々と
待ち構えている。
杉だったかな・・・
割れが深く、品もいい。
まだ生きているんだ。
8名ぐらいで、貸しきってもよいだろうね。
kantyukyo (カンチュウキョ)で集まって以来だろうか。
カンチュウキョオーナーで料理人のよしかさんは、彼の和食の技術や姿勢を、高く評価している。
山人にいた頃はそのプライドからか、ちょっと一概な面も見えてたけど
たぶん独立して、苦労したのかな。
広島にまた、誇れるお店が生まれたね・・・
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