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2012.11.16 Fri

 

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この23日、ハー・ストーリィハウスの「 プロに聞く 学びのセミナー 」講師は

デザイン オフィス カワハラ 川原信子先生だ。

 

 

「 NO と言わずにここまで来たから 今がある 」

川原さんは 言わずと知れた、広島では草分けの女性デザイナーであり、事務所を開業してもう35年かな。

1996年にはニューヨークで個展を開催、墨と英語を融合したタイポグラフィー作品を発表して アーティストに転向した。

私も連れて行ってもらい お手伝いさせて頂いたのは、まだ鮮明に思い出せる。

なによりもカワハラに勤めた6年半で 5カ国に渡りベンチマークできたことが、今の私の仕事観に大きく影響している。

もちろんデザインの師であり、これまでの人生において 心から尊敬している一人だね。

 

もう70に近いのに(失礼)いまだグラフフィックデザインの依頼があり、ちゃんとこなしていること。

毎年のように個展を開き、Blogをみても(Blogを始めただけでもびっくりもんだけど)ものすごく動かれていて

精力的に見えるけど、じつはひどいゼンソク持ち。私がいた頃も、何度病院に駆け込んだことか・・・

 

そしてもうひとつ、川原さんがもう15年ぐらい関わっているのが、障害を持つ児童施設のスクールボランティア。

昔からとても子ども好きで、障害者におけるアートセラピーの有効性に早くから強い関心を持たれていた。

 

その川原さんが、仕事について語る。

 

 
このタイトル、勤めていた一人としては、とても深いものがある。
NOと言わない、当たり前じゃんと思う経営者も いるだろうけど、川原さんの「それ」は
並大抵の想いじゃないだろう・・・当時はそんな川原さんの、仕事への姿勢がまったく理解できず、
ずいぶん反発したものだ。
 
独立して14年・・・ いま、思い出しても痛いほど感じるところがある。
でも、わかっていても理想と現実、なかなかできないものだから。続けるしか道は開けないんだね・・・
 
 
このセミナー、前回受けた稲田先生の時と同じで10人ぐらいしか受けれない。
これは主催するハー・ストーリィハウスの代表、さとうさんの強い想いから開催しているようだ。
稲田さんの時もほんとよかったし。
できれば女性で独立して働いてる方、これから独立を考えてる人におすすめしたい。
もちろん男性でも、デザイナーじゃなくても とてもいい学びがあると思う。