ふたたび 厳島へ。
宮島「北大路魯山人」美術館 2020.10.02 Fri
8月の渡島以来、ちょうど 2ヵ月ぶりの宮島となる。
10月になっても平日はやっぱり、観光客はまばらでほんと少ない。
宮島は近年、外国人観光客でとても繁盛していたと思う。
正直なところ宮島のすぐ裏にある島育ちの私は、行く度に
観光メインに変わっていくこの島を見るのが好きではなかった。
弥山や管弦祭など、神聖な場所が汚されているような気がして。
比べても仕方ないけど、昨年訪れた伊勢神宮では
その神の領域としてのルールや 景観への意識の高さ、営んできた
古の人々の想いを感じたものだった。
このコロナ禍で閉塞していく世界は、悪いことばかりではない。
私みたいな、適当にやり過ごしている者でさえ
仕事とその人付き合いにおいて、いろいろと考えさせられたり
強制的に初心に戻される時間を与えられた。
島を歩くとこんな剪定作業している職人さんをみて、同行者と
島内の景観や厳島としての在り方、コロナ以降のことまで
話が弾んだものだ。
平日とはいえ、ほんと居ないでしょ・・・ 広島人なら今、
行くべきです。
よく見ると修学旅行生がそれなりに来ている。県内か近隣の県から
少しは戻ってきた?
厳島神社の入り口にある石灯籠の上に、カラスのブロンズ像がある。
神烏(おおがらす)がとまっているの、知ってた?
左右にそれぞれ一羽、二羽いるからね。境内に入る前に
まず神烏さまに ごあいさつを。
詳しくはこのBlogにも
伊都岐珈琲
あ、ここでまたしても この笑顔に会ってしまった. 笑
あとで寄りますと、あいさつしてと。
人も居ない。鹿も居ない。
Miyajima Kitaoji Rosanjin Museum
宮島「北大路魯山人」美術館
そう目的はこちら、また来ましたよ。でも今回は広島でも
魯山人とつながりのある見識者さんといっしょだったので
( 本人は魯山人を好きではない )でもそれが意外な展開になった。
やはり奥が深い。
何度見てもすごい、当時の会報誌「 星 岡 」が素手で触れる。
展示は季節ごとに作品を変えるらしいけど、前回撮らなかったものを
ちょっと狙ってみた。
このブサイクな鹿が かわいい. 笑
淡い色彩の軸がまた、かわいいなぁ。
1.5 階はたくさんあるからね〜
さて・・・ 2階へ上がるこの階段、土壁の意匠が好み。
この古民家を活かした、大胆な設計の美術館って いいね〜