礼と祈り。
OISEMAIRI 4  2019.05.31 Fri

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内 宮

皇大神宮

外宮からバスに乗り、いざ内宮へ。

11時ぐらいだったけど、すでにすごい観光客。外宮もだけど、

6、7時とか早朝に行った方がいいよと言われたのは、正論。

 

isejingu.or.jp about/naiku

 

 

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入り口の宇治橋を渡る。この橋も遷宮に合わせ20年ごとに

架け替えるらしい。木除け杭が風情あるなぁ。

この橋を越えたら、そこからは 2000年を超える神の域へ。

 

 

 

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五十鈴川御手洗場

みたらいしという。清流五十鈴川の川辺まで降りて、身を清める。

写真には写ってないけど、撮ってる私の後ろには大勢の参拝者が

手を洗い、気持ちいい〜とか、冷てーとか言ってる。

 

 

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修学旅行の団体もたくさんやってきて、まぁ当然。

 

 

 

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まっすぐ 日本 No.1 の神様の元へ。

 

 

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今朝外宮より 500年前に祀られた内宮。

そこら中神木だらけ、でも外宮とはちょっと趣が違う。

 

 

 

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正 宮

「 しょうぐう 」の前へ。 撮影できるのはこの階段の下まで。

これ人が少ない時を狙って撮ったけど、もうすごい人、人。

小学生からじじばば、家族連れ、車椅子できたお年寄りまで

それに外国人も少なくない。

 

 

 

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正宮を囲むように 神木が外宮よりも高く、密に立ち並ぶ。

階段を上がると正面の御門以外は、ほとんど見えない。

この鳥居を潜ると、中にも三重の塀があり、その隙間から

ほんの少し覗けるぐらい。

 

より下界とは隔たれた、別空間のように感じた。

 

 

 

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外宮同様、願いごとなど してはいけない。

名を述べ、今日までの報告と感謝を。

これから想いを。

身近な人たちのことを。

 

そして

日本を想った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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別宮 荒祭宮へ向かう。

外宮でも感心したのが、この道順の標識。

神宮内は徹底して、文明的なものを排除されているので

こんな看板はもちろん、照明やちょっとした小物まで

徹底しているね。

それは観光地によくある、景観のためではない気がした。

古代から2000年守り続けてきたことを、これからも守り

未来へ受け継ぐためなんだろう。それがきれいごとではなく

尋常じゃない営みだったのを、直に感じることができた。

 

内宮の案内では、古代のたたずまいを今日に伝えると書いてあった。

よくあるキャッチコピーだけど、ここでは決して大袈裟ではなく

まさに神宮の様々な場所で見てとれるし、認識することができる。

 

この 1日で見たもの、触れたもの、NETでも普通に見れる情報でも

これだけのことを続け、ちゃんと残しているということの凄さを

否応なしに体感したから。

 

 

 

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内宮のそこら中で樹が石を喰っている、生命力と時の流れ。

 

 

 

 

 

 

 

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荒 祭 宮

別宮「あらまつりのみや」荒御魂(あらみたま)を祀る、

別宮 No.1の神位。

 

 

 

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階段の真ん中に大樹が生えてる。

後から生えてきたのか、こんなのそうは見ない景色だろう。

自然のままに、樹を優先しているのがわかるし

そうしている人々が仕事なんだろうけど、やっぱり粋だね。

 

 

 

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島路川にかかる 風日祈宮橋を渡って。

 

 

 

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風 日 祈 宮

別宮「かざひのみのみや」 風雨を司る神を祀る。

 

 

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内宮も外宮も、正宮も別宮も社殿の創りとコンセプト

同じようなもので、規模や位によって装飾が若干変わるようだ。

唯一神明造という日本古来のもの。基本20年ごとの遷宮のために

とことんシンプルにしたのかな。潔いデザインになっている。

屋根の鰹木や千木などの金の部分(真鍮製かな?)以外は

無垢のヒノキのままで、よくある神社仏閣のような、華美な装飾や

彫りもの、極楽浄土へのイメージ〜  なんてものが一切ない. 笑

 

 

 

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そしてどの社殿の横にも、古殿地が広々と空いていて

次の遷宮まで20年、まるで待っているように。

 

 

 

 

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大きな御池があって、そこを過ぎるといいタイミングで

大きな休憩所がある。けっこう歩いたからね〜 外宮と違って

観光としての導線、サービスもよく配慮されていた。

 

 

 

 

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大山祇神社・子安神社

とっても小さな神社が二つ並んでいて、ひっそりと。

子授け・安産・子育ての信仰がある。

 

 

 

 

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これで内宮お参りコンプリート。朝の外宮から始まり、ここまで

なんか一連の行事をやっと終えたような、いい疲れと達成感。

 

 

 

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子安神社への道に植えられていた台杉。

実は今、これに関わりのあるロゴデザインをしているので

ついつい何枚か撮ってしまった. 笑

 

 

 

そんなこんなで天気は曇ってたけど、

晴れ晴れした気持ちで宇治橋を渡った。

また10年ぐらいしたら、もう一度

ここへ来たいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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おはらい町・おかげ横丁へ

内宮のすぐ横道からたくさんの土産物店、飲食店が建ち並ぶ。

これまたいいところだった、写真も撮ったけどキリがない〜

NET 見てね。

ise-kanko.jp

 

 

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もちろん伊勢うどん食べてみた! いかにも観光客向けの

大型店ではなく、老舗っぽい食堂で。

想定よりも美味しかった〜 やっぱり讃岐とも

きしめんとも違う食感と風味。でも出汁はちょっと甘いな。

 

 

 

 

 

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歴史的建造物も多数あり、全体の景観もよく守られている。

観光客はとても多いのに、なんか媚びてないというか。

ゆっくり歩いていても、いい感じだった。

 

宮島もこれぐらい徹底してほしいね。

 

 

 

 

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フルオープンセンターキッチン. 笑

 

 

 

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酒徳昆布

職人技に見入り感動して買った、老舗の昆布。

高いけどすごい!

 

sakatoku-kombu.jp

 

 

 

 

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猿 田 彦 神 社

さて、おはらい町から歩いて猿田彦神社へ。

有名な「 みちひらきの大神 」要はお導きしてもらえる神様。

どうかこの迷えるデザイナーを導いて下さいませ。

 

sarutahikojinja.or.jp

 

 

 

 

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月 読 宮

別宮「つきよみのみや」 月の満ち欠けを教え、暦を司る神。

猿田彦神社からまた歩いてこちらまで、これが思ったより

ちょいと遠かったわ〜 ついた頃にはもう夕暮れ始め。

 

isejingu.or.jp  naiku tsukiyomi

 

 

 

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四つの別宮が並んで鎮座していて、参る順番も決まっている。

 

 

お伊勢参り、やっと 二日目が終わった。

外宮から内宮へと参り、ひたすらに報告とお礼を

祈りをささげた一日。

 

さて旅館へ帰って美味しもん食べて

明日に備えよう。

心の奥から充実した一日だった。

  

 

感謝しかない。