朔日参りから帰路へ。
OISEMAIRI 5 2019.06.01 Sat
さてお伊勢参りも最終日、早起きしてチェックアウトしたら
荷物を旅館に預けて、駅から近所の別宮まで。
月 夜 見 宮
別宮「 つきよみのみや 」 昨日、お参りした内宮の別宮「 月読宮 」と
同じ御祭神を祀られている。漢字は違うけど、読み方はいっしょ。
でもちょっと違いもあるみたい。詳しくはこちら。
外宮北御門から神路通りの先、けっこう街中にあるのに、巨神木に
びっしりと囲まれていて、中に入ると別世界みたいに隔離される。
参るには朝一番にぴったりの、ひんやりしたいい感じのところだった。
ここはなによりも樹々に癒される。
狭い敷地にも無理なく、まるで守るようにそこに居る。
さて月夜見宮にお参り、そのすぐ右奥には・・・
高 河 原 神 社
もっと樹々に包まれるように、小さな高河原神社がある。
外宮同様、神域の中は現代的なものが視野に一切入らず
やっぱり時間の流れが違うみたい。
もし近所に住んでたら、週 3で参りたい。それほど
外宮もこんな別宮も、とても気持ちいいところだった。
外 宮
さて、月夜見宮からまっすぐ歩いて外宮へ。
今日は 6月 1日なので、朔日(ついたち)参りしたくて。
それと個人的にはなぜか、内宮より外宮がよかったんだよね〜
ちょっとの差だけど。 だから見納めにもう一度。
昨日となんら変わらないけど、観るだけで不思議な高揚が起きる。
どの神木たちも今動いてるような、静かな躍動感がある。
また同じように挨拶して、同じように参る。
また同じ場所で止まり、写真を撮る。
また景色を見直して、心身ともに空虚になっていく。
感無量。
神 馬
それと朔日参りは神馬(しんめ)に会える日。
毎月1日・11日・21日は 朝 8時に神馬が参道を通り、お参りするので
ちょっと会いたかったのよ。
昔、宮島にもいたけど いたずらしたりして. 笑 ばちあたり。
やっぱり伊勢神宮ともなると、神馬も美しく神々しい。
さて下界に戻ってきたら、かなり暑くなってきた。
お伊勢参りcafe
参道 TERRACE
見るからにオサレな伊勢市駅前のカフェで、カフェイン補給。
いやいやこれは美味しい〜 このクオリティではかなりの
お値打ちカフェですよ。
さてさて、一息入れたら バスに乗ってこちらまで。
小さな山の中に入っていくような参道、緑深く気持ちいい。
倭 姫 宮
別宮「 やまとひめのみや 」 ひっそりと鎮座していた。
神宮ではもっとも新しい創立らしい。
isejingu.or.jp naiku yamatohime
3日間に渡ったお伊勢参り。
無事に終わった感謝の報告と最後のお礼を。
神 宮 徴 古 館
倭姫宮のすぐ近くにある神宮の資料館へ。
日本初の私立博物館、まずこの建物がすごい! 展示物も内容も
けっこう見応えあるのに、観覧者はわずかで閑散としてた。
なんで? なんかヤル気もない?
農 業 館
そして農業館も見学。 この移築した建物はすごくいい!けど
展示物は・・・ ブツはいいんだけど、もう管理というか
環境整備もなっとらんし、やっぱり閑散としていて残念。
あと美術館もあり、この 3つがセットで観れる。
ここを出て 駅まで戻り、ゆっくりと帰路についた。
広島まで 5時間、お土産は少ないけど 感動と思い出は
たくさん持って帰った。
ほんと久しぶりに、充実した旅になった。
でもここはまた来たいね、10年後か。いやもっと
早く来るかもしれない。必ず。
遷宮のずっと前から、行ってみたいなと思っていた。
時間をかけてじっくりとお参りすると、もう神宮全体の
スケールの大きさ、2000年も続く営みをリアルに感じ過ぎて
ここで上手く締め括ろうとしても、ちょっと言葉が出ない。
ひとつあげるなら
日本人が持つ美意識や、日本らしい文化のルーツをたどれば
SOUL・魂はここにあるんじゃないかと想ったこと。
そして最高のタイミングで、
ここに来れたことは間違いない。
私も独立して21年、事務所開いて来年で 20年になる。
前々から気にはなってたけど、これを機に小さな神棚を作り
お神札を祀った。
もっと精進していこう。
ちゃんと自分を使って、与えていこう。