日本の食とART。
宮島「北大路魯山人」美術館 2020.08.07 Fri
宮島「北大路魯山人」美術館の続き。2階へ上がるとちょいと
趣の違う展示をしている。以前の和室をさほどいじらずに
誰かが貯めてきたコレクションを、
自宅で観ている感じとでも言おうか。
2階もそのまま土足で上がっていく、でも畳や床の間もあり
動線は分けているけど、ちょっと違和感がある。
まぁそれもよしで面白い。
今回、個人的には 軸や絵画が多く観れたのがうれしかったね。
階段をはさんで二部屋あり、こちらはなんか金色が目立つなぁ。
武蔵野図屏風
虫や蟹、魚など生きものの表現がステキなんだよな。
軽く力が抜けていて、でもなんか描いてる側の想いというか
相手に対する、彼の眼差しを感じる。
椿の大鉢。今まで何個か見たけど、この配色が素晴らしいね。
有名な呉須花入。魯山人の書も個性的で、よく篆刻などでも
この感じを多く見るけど、今見てもモダンなんだよね。
アウトラインと色分けされた、手描き調フォントというか. 笑
独立する前から、魯山人の常用漢字習字帳を持っていて
ロゴデザインでもよく参考に使っているけど、漢字なのに
単なる古典とは違う趣があって、楽しいのよ。
もみじの陶版がシンプルで力強い。下にはまな板を敷いている。
双魚も多く扱うテーマだね。
この形状も好きだけど、海老がかわいいなぁ。
久しぶりに魯山人三昧というか、こうしてどっぷり浸かってみると
やっぱり彼は 食とART、これに尽きる気がする。
なんかね〜でもどっか楽しんでいるのよね・・・そこはかとなく
どれを観ても感じる、食への念い。
ついつい撮影に集中してしまい、あっという間に終わってしまった。
ここはエントランス?というか、昭和の映画をテーマにした
なにかしら企てているらしい。
その前にあのキャプションはなんとかしてほしいな. 笑
魯山人が観に来たら、ブチキレそうよ。
それにしても感動した。。。
ここはまたぜひリピートして、今度は手にとってみれる星岡など
じっくり観てみよう・・・
それにしてもこんな宮島、めったに拝めないね。
外国人観光客は皆無、平日でも人であふれていた観光バブル。
広島に居ながらもこの光景は、さみしいとは思えない。
むしろ神の島にふさわしい、凛とした空気さえ感じる。
隣の能美島(現・江田島)にいた頃、50年は前の宮島に
近いかも知れない。
伊都岐珈琲
さすがに外歩くと暑いので、コーヒーでも飲んで一休み。
島内の伊都岐に入るの久しぶりだなぁ。
アイスコーヒーも美味しいけど、このお局様スタッフさんの
親しいサービスが懐かしい。
宮島 Bocca Al-che-cciano
さてお腹空いたけど、さすがに島であなごめしとか食べる気にならず
けっこう遅い時間でもランチやっていた、アル・ケッチァーノへ。
もうオープンして以来、4年ぶりだなぁ。
前菜はたしか桃と夏野菜、リコッタチーズ?
オリーブオイルも香り高い。
いやいや、パスタがすごいボリュームで美味しかった〜
ご一緒したお客様はこのサーモンと枝豆、トマトクリーム。
このパンもモチモチでよかった。
私はシラスとキャベツのアーリオオーリオ、これは好み!
オイリーでも辛くて美味かった。
デザートはキャラメルジェラートで。ご馳走さま〜
ここももう4年か〜 あのポリポが 6年やってた場所で
有名なアル・ケッチァーノが開店して、楽しみに行ったのが
まだ去年のように思い出せる。
ランチだからサービスしているんだろうけど
このイタリアンには不利な環境で、がんばっているね。