21年ぶりの修復。
MARIO ESPRESSO 2022.10.21 Fri
MARIO ESPRESSO
Wraqua Midorii
ラクア緑井のマリオエスプレッソ、リニューアルオープンの施工時に
追加仕事じゃないけど、この WELCOME看板の位置を
替えてほしいと依頼が。ちなみにこれは完成写真ね。
ezuyalan.com/room/2022/08/
Before
修復前。これはもともと2001年、福岡キャナルシティに出店した
「 サンマリオ イタリアーノ」のディスプレイ看板。
これと同じサイズのパスタ、ピッツァの看板など 5枚も製作して
オールヴィンテージの巨匠、寺山さんの車で福岡まで取り付けに行ったのは
もう遠い昔だな。 ちなみに一番大きなシーフードイタリアン看板は今、
観音マリーナのマリオエスプレッソにて現役中。
まずこの貝の割れ目を塞がないとね。これはハンズで購入したもので
塩ビのような素材でできている。
和紙をちぎり丁寧に貼って補強する。乾いたらペンキを
何層にも塗り重ねる。
ペイントしていく、エスプレッソに合わせてベースは赤にした。
After
ファサードのドアフレームにアームを取り付けて、完成。
いい感じだね、これであと 5年〜10年は充分、保つだろう。
さてリニューアルオープンして間もないころ、
MARIOのマスター( 現会長 )から、このラクアの東側入口にあるドアが
重いからなんとかせ〜 提案しろとお達しが。おいおい早く言ってよ. 笑
25年間、開かずの扉。マスターが
「 なんでここにドアつけたんじゃろ? 意味がない!失敗だった!」と
吐き捨てて、見た目が重いからなんか塗って軽くしてとのこと。
まったくもー仕方ない、いろいろ提案して。
まず扉を壁のブルーに合わせ上は白く塗って、海に見たてる。
灯台やヨットを描いて風景画にするという、絵図屋の十八番。
ラクアが閉店してからペイントするので、先にマリオに行って
ちゃっかり賄いをいただき、20時からマリオが閉まる22時までペイント。
川邊店長がオススメのパスタを振舞ってくれる。
せっせとひとりで けっこうさみしい作業。夜だからスタッフも
連れて行けないし。
実際こんなところに こんな灯台はないんだけどね. 笑 妄想の世界。
完成〜 扉が軽くなったかどうかは? マスターに聞きたいね。
この MARIOヨットは 96年、ハワイのケンウッドカップに
エントリーしたときのマム 36だ。ハワイまで撮影に行ったのよね〜
いろいろたいへんだったけど、いい思い出だな。