地味でも大事なエイジング。
MARIO DESSERT & CAFE 2022.09.28 Wed
MARIO DESSERT & CAFE
緑井の天満屋が閉店して、1階のマリオエスプレッソはこの 8月に
なんとかリニューアルオープンできた。続いてもう 1店、2階にあった
「 マリオデザート & カフェ 」は 1階に移転されることに。
2004年、隣のコジマやフジと連絡通路でつながり その入り口に開店。
マリオデザートにカフェを併設したのはここが最初、地域の主婦層に
とても人気のカフェになっていった。
この写真は閉店前に撮影したものだけど、検索したら
とてもわかりやすい YouTubeが上がっていたので。
やっぱりここまで編集して載せれるのって、すごいなぁ. 笑
https://www.youtube.com/watch?v=n_MtKkGbMwI
18年前、この頃はどのデザートの開店も、壁のサインもストライプも
すべて手描きペイントで。しかも店舗によって毎回、ストライプの太さと
色の濃さを変えるこだわりよう。
ショップの奥は細長いカフェスペースになっていて、平日の昼間は
安佐北区の奥様方で、常にほぼ満席。
ちなみにこの開店から、あの木彫りケーキディスプレイが始まった。
ezuyalan.com/room/2004/
最終日の閉店直前は、ケーキケースの前に 30人ほどの列が並び
売り尽くしはすぐ完売に。18年は伊達じゃないね。
この正面から見える、2階の窓がすべてカフェスペース。
25年の歴史と共に、これで広島の天満屋はすべて幕を閉じた。
さて、1階に降りるマリオデザート&カフェは、エスプレッソが
8月に開店してから、2ヶ月間でオープンさせないといけない。
そこで MARIO本部にあるデッドストック倉庫から、使えそうなこの看板を
掘り出してリペアする。これは以前、ゆめタウン店用に 製作したもので
汚れを落とし、再ペイントしてる途中。それにしても
よく彫ったもんだ。
オープン 1週間前には店舗としての施工はできてるけど、ここから
ディスプレイや細かな微調整が始まる。
MARIO専属の設計デザイナー、岩田さん(左)とマスターこと
池田真理雄氏( 現・サンマリオ会長 )施工完了して受け渡し後も
入念にチェックする。追加の施工指示や変更など、2人で決めていく。
MARIOの新店舗は95年からすべて、岩田さんの設計デザインなので
2人が組んでもう 27年。
商業施設内でテントがあるのは、カフェスペースでも屋外のような
リゾート感を演出しているため。そこでこの左側の壁面が
塗装しただけではのっぺりとしているので、いつものごとく かる〜く
エイジングすることに。
オープン3日前、夜中までせっせと染みを付けていく。
エイジングと言っても、ハンドミーダウンさんみたいに出来たての壁面を
20〜30年分、経年劣化させるようなレベルの施工ではないからね。
90年台の MARIOはそんなエイジングもやってたけど、ここは
ベタ塗りされたこのキレイな黄色が軽くて、浮いて見えるので
もうちょっと落ち着かせるように。立体感をつける。
hand-me-down.jp
川邊店長に撮られた仕事中。楽しそうにやってるけど
さすがに歳はとるもんで、塗り出して 2〜3時間で 手があちこち
痛くなった. 笑
この椅子もテーブルも、2階にあったカフェからのお下がりで
それと新しい店舗とのギャップを、エイジングによって緩和させる。
ちょっとやり過ぎたかな? 笑
ま、いいか。良しとしよう。
MARIO ESPRESSO
MIDORII
さて、やさしい店長から賄いのサービス! マジありがたいね。
マリーナのエスプレッソ自家製のバジリコで作ったペーストで
イカとジャガイモのジェノベーゼ。 濃いなぁ〜 美味しいね〜
このナポリタンは、カフェで出るメニューを試食させてもらった。
味はいいけど、ちょっと上品で物足りないな。
そんなこんなで、なんとか移転オープンです。