昨年末に 大野開發のカップヌードルと共に入ってきた、大仕事がこのクレーン車だった。
ドイツが世界に誇る重機ブランド、
リープヘル。
日本にはまだ3台しかない
超大型クレーン車で、西日本では
オオノ開發が初めて導入。
そのカラーリングとデザインする、
これが なかなかのプレッシャーだ。
これが決まれば、それ以降の重機類全ての V I において、デザインフォーマットになる。
重機は大小あるけど 年間10〜20台と購入したり、入れ替えたりするのでたいへん。
すでに毎月、何かしら重機にデザインを 落とし込んでいる状況(笑)
あと度肝を抜いたのがこのクレーン車、価格8億以上とか・・・ ね、恐いでしょ(笑)
それにしてもさすがのドイツ製。マザーエイリアンと戦うパワーローダーみたい(笑)
組み立てるにも大型のクレーン車2台で慎重に行われる。
詳しく説明を聞けばびっくりもので
組み立てるにも精密機械のレベル、
ミリ単位で調整していく。
この大きさがわかるだろうか。これは横浜に陸揚げされた時に見せてもらったのだけど
とにかくデカい! その塗装の色味と質感、細部の作り込みとディテール、なによりデザインは
さすがのジャーマン インダストリア、美しい。
これもよく見てほしい。18個あるタイヤが、前の6列と後ろの3列が逆方向に向いているでしょ。
しかも微妙に少しずつ傾いている。実は18輪全てが独立して動き、自動制御されているって、すごっ!!
だから狭い日本の道でも、信じられないような動きをして コーナを曲がっていく。(検索すると動画で見れる)
この写真の時もかなり狭いスペースで、斜め30度ほど後ろに スライドするようにバックした。
切り返しなしで! 気持ち悪い(笑) コクピットを見ても、モニターやゲームのようなスティックがあって
なんかガンダム?(笑) 細部に渡るデザインや質感など、日本のモノとは 明らかに差を感じる。
最新の技術や特許が使用されているらしく、この手の超大型重機の最先端は ほとんどドイツが先行していて
業界的に日本は10年も遅れているとか。
さて、その LTM1800 が松山に到着。
さっそく見に行ったら、ちょうどこの日は
TV 取材用にデモンストレーション中で
なんと大型ショベルが釣られてた!(笑)
凄過ぎて笑っちゃう。
ちなみにクレーンの高さはこれで MAX ではない。トップのジョイントによって
もう倍は高くなるらしい。
なんといっても風格を感じる意匠、すばらしい。
この上に乗せてある黄色の5段重ねはウエイトですよ。これでたぶん200トンぐらいあるのでは。
このクレーンは300トンまで上げれるので、重しもハンパない。
ちなみに釣り上げているのはこいつ、コベルコの SK 550。 これでも60トンもあるのに
まるでオモチャのように軽々と。
このクレーンの重心から X 軸に支える脚が他ではないらしく、最先端の証。
ゆっくりとアームを降ろしていくと、
すごい迫力! カッコイイ〜 ちょっと SF っぽいかも。
飛んでいきそう(笑)
こちらは先ほどのコベルコより前に納車された、キャタピラー社の油圧ショベル。
まだ納車されたままのところを撮影できた。ほとんどの重機が現場に、直接送り込まれるので
納車されるときに広島から撮りに行けてないのが残念。
やはりこうして マジマジと観ると・・・ やっぱりアメリカンっぽい(笑)
TAMIYA ミリタリーシリーズを思い出すなぁ。 ディテールの違いが、ドイツとアメリカでは顕著だね。
やはり塗装が違う、ぶ厚く硬質な輝きで美しい。
もちろん日本のコマツもオーダーしている。
写真のホイールローダーや、ショベルも3台
納車してるけど、あら〜 写真がまったくない!
( これと下のは 施工業者さんが現場から写メ )
やはり現場廻りして撮らんといけんか。
フォークリフトといえば、
国内シェア No.1のトヨタ!
いつのまにか、もれなく仕上がってきた。
でもこれは次回、ちょっとデザイン修正したい。
図面とサイズを現調してもらうけど、
やはり感覚のズレがあるね。全て現物を見て
デザインしてれば、
小さな問題も出ないんだろうけど 。
大型トラック生産では 世界第3位、
スウェーデンの スカニアトレーラー。
イカつい トラック野郎(笑)
産業廃棄物を入れる、フックロール。
これは2トン用で、他8トン・10トン用もあり、それぞれ10台ぐらいオーダー。
このようにトラックに乗せて運搬する。これが最大の10トン用。
トラックのコクピット部分が以前のデザイン、当時のキャラクターは白クマ! こうしてみると
新旧デザインがまったく噛み合わない(笑)
この白クマ、愛媛中に走っているので まず見ないことがない。
ダストボックス10台。 フックロールより小さなゴミを回収する。
・・・と、
ざっとここに載せてみただけでも 相当な数のメディアシートを出力して施工している
( この太陽のシートだけでも おそらく70枚は 貼っている計算 )
スゴ腕業者さんがあればこそのお仕事です。
これ書いてる8月にも、まだ何台か依頼が入っているわけで・・・
ほんとおかげさま。
これは先日、広島のコベルコ五日市工場にて。
新しく発注した大型重機 SK1000 が広島にあると聞いて、アーム部分のサイズがわからない部位を現場検証。
日本でも最大級のコベルコ工場が、広島にあるの知ってた? 業界トップクラスで最新鋭、すごいセキュリティの(笑)
写真は1億円以上するパワーショベル、そのアームの根元。 デカイね〜
このコベルコから、ここに新しい企業メッセージをデザインして 入れることになった。
やはり原寸で見ないとわからないことが多い。
デザインはなんでも、原寸大でイメージできてるかが大切。
手にとってみないとわからないことがあるね。
( これはとても持てないけど・笑 )
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