MASAKO TODO BALLET ACADEMY
Recital Program Design
藤堂眞子バレエアカデミー発表会 プログラム 2004ー2019
年に1度の発表会にて、チケットとDM・プログラムのデザイン、印刷製作まで。
プログラムは 2004年から 12P〜16Pの中綴じタイプ12冊。
第10回発表会プログラム「 白鳥の湖 」 2006
当時としては贅沢な特殊紙に 黒と特色銀の 2色刷りで仕上げた。
藤堂バレエアカデミーのスタジオにて、初めて生徒たちの
練習風景を撮影させていただいた。
バレエはその見た目の優雅さとは裏腹に、とても激しく
難しいダンス。舞台では笑顔で踊っていても、袖に戻ると
肩で息をするほど。年に 1回の舞台のために、
子供たちは夏休み返上で練習を重ねていく。
この撮影をした時も、本番と同じ通しでのリハーサルで3時間、
ぶっ続け練習だった。 先生の指導も鬼気迫る中、汗は滴り落ち、
生徒たちは飛んだり回ったりを繰り返す。
その写真をプログラムに載せたい。
当時このようなプログラムは一般的に、過去の舞台本番の写真を
載せたり、生徒の集合写真などを入れるのがパターンだった。
当初、この案に先生はちょっと否定的だったが、認めていただき
今では藤堂バレエの定番となった。
ただし私が選んだ写真は、今でもよく先生に却下される。
先生にとっては写真としてのインパクトより「踊りの型」が
重要なので「脚が曲がってる! 手が違う!」とか写真の子に
文句を言いながら. 笑 毎回、先生が選び直している。
この頃はまだフィルム撮影、写真はすべて黒と銀の 2色分解で印刷。
銀刷りが効いていて、モノクロ写真が重みと深みのある仕上がりに。
第11回「 ラ・バヤデール 」より 2007
藤堂バレエといえば 東京バレエ団、夏山先生は欠かせない。
指導する表情も激しくウイットに変化し、毎年お会いするたび
撮影が楽しみになった。
生徒たちの表情にこだわり、臨場感あるポートレイトも載せて。
第13回「 眠れる森の美女 」より 2009
イラストは得意のカラーインク、眠れる森の舞台背景をイメージ。
既製のスケッチブックを撮影して 原寸スケッチブック風にデザイン、
1度はやってみたかったよくある手口。
この頃は高学年の生徒さんたちが多く、みなさん個性も豊か。
なのでプロフィール撮影も表情は様々。
第20回記念 バレエコンサート 2017
1993年設立から 24年、藤堂眞子バレエアカデミーのあゆみを掲載。
毎回、プロフィールページのデザインは こだわるところ。
第21回 「 くるみ割り人形 」 2019
前回のくるみ割り人形の舞台は 8年前で、その時のプログラムとは
対照的にかわいいイラストで表現した。
弊社スタッフの鈴木さんらしい、どこか抜け感のあるタッチで
よく描けている。