江田島でラグジュあり!
江田島荘 2024.12.08 Sun
いつものごとく、東京の妹が正月休みを前倒しして広島へ。
翌朝は早々に島帰り〜
いつものお墓参りから見える広島湾は、寒かった。
江田島荘
墓参りしたら実家でお茶させてもらい、いつもはそのままフェリーで
広島市内に戻るんだけど、今年は妹の希望で 同じ島内にある
「 江田島荘 」に宿泊することに。
etajimasou.jp/
妹は以前から、有名な建築物やホテルを巡るのが好きで、
ガウディを観るためにスペインに行ったり、13年前も直島へ
一緒に旅行したこともある。
その時も安藤さんが設計した、ベネッセハウスに泊まりたいと
誘われたぐらいね。
チェックインしてまず、ロビーで館内ルールの説明を受ける。
その時のこの手描きのご案内コピーを見て、なるほど〜 と思った。
江田島荘は今年、ワールドラグジュアリーホテルアワードにおいて
世界的な受賞をされた。島でもちょっと話題になっていたし、
まぁでも島の友達やお客様で、わざわざ泊まるやつは
いないからね〜
なので、どんなラグジュアリ〜?かなぁと
ちょっと期待してたら、このこなれた手描きパースですよ。
今、日本の観光地でも、昔ながらの手描きのイラストマップが
若い子たちにもウケていると TVで見たけど、こんな緩いところが
ギャップになって、都会から来た客や外国人には 新鮮だろうね。
叢 Qusamura
なんとタイミングよく、ホテルアワード受賞記念企画として あの
「 叢 」さんが個展を開催してた!
まさか江田島でこれが観れるなんて、運がいいなぁ〜
prtimes.jp/main/
叢さんとも 3月のジャルダン以来、お会いできてないけど、また
多肉談話したいなぁ。この 1月に広島の SHOPも移転して
すごいことになってるらしいけど。
島に在住の陶芸家とコラボした作品も、展示販売している。
ただこの空間がとても居心地が良くて、ついInsta用に動画しか
撮ってなくて残念〜 なのでこれらの縦型写真は
動画から切り抜きで。
「 トゲのイス 」
小田さんまたやってる!と思ったのがこのインスタレーション。
ラグジュアリーホテルで受賞したことへの、彼なりのメッセージか
あたりまえの日常が、ありがたいということを表現されている。
東京のエルメスで観たウインドディスプレイを思い出したね。
たしかに。
このラグジュアリーで受賞した空間に、遠慮なく置かれている
このトゲトゲが痛々しいかと思えば、割とそうでもなく。
違和感は強烈だけど、やっぱり生き物なんだよね。
有機的に馴染んでいる。
でもけっこう皮肉たっぷりで、この違和感がハンパないか. 笑
叢ワールドをちょっとつまんでから、部屋に入った。
ちょうど江田島湾の夕暮れが目の前に拡がる〜オーシャンビュ〜
これ、妹が撮ってた写真。 そうか こうゆうところね。
Shirasuya
さて晩ご飯はせっかくだから島内の店で。ちょうど近場に
地元の海鮮居酒屋があったので、よかったよ。
shirasuya-es.com/
牡蠣の天ぷら、フライじゃないの初めて食べたけど
美味しかったわ〜
焼き鳥とかもちゃんとしていて、やっぱり同じ島でもこんな
お店が成り立ってるの、江田島だけだね。能美にはない。
〆はここの看板飯で生しらす丼で、島にまだこんなしらすが
獲れるのかな〜 美味しかったけど。
で、釜揚げしらす丼もあるので、こちらもいただいて〜
ごちそうさまでした!
朝。またこの景色を部屋から観て、江田島にこんな場所が
あったっけ? 質の高い椅子に腰掛けて寛ぎながら、思ってた。
朝風呂に入る前に、その浜の散歩コースへ。
ロビーから隣の温泉へ向かう通路の出口に、サンダルとかもあり
なにかと気が利いている。
ちょうど潮が引いて、離れ小島の祠まで歩いて行けるみたい。
行かんけど. 笑
だいたいこんな小さな島とか浅瀬の出っ張りには、船の航行安全のため
灯台や祠が立ててあるんよね。隣の三高にもこんな島があって
子供の頃はよく渡って遊んでいた。
ここらを縄張りにしている主も散歩している。
やっぱり島の猫だね、媚びないし寄ってこない。
気持ちいい散歩の後は、これまた気持ちいい温泉で朝風呂に。
江田島でこんな温泉出るの?ってぐらい、日本でも珍しい
塩分のある温泉でミネラルが多く、とてもいい湯だった。
昔、宇品に海水を使う銭湯があったなぁ。
たしか〜 もともと温泉が先にオープンして閉店して、その後
江田島荘ができたんじゃなかったけ?
しかもこの温泉、江田島荘のチェックアウトからインまでの時間は
一般人も利用できるらしい。でもこの島ではお安くない利用料なので
島民で入る人は少ないかもね。
地元の知り合いからも、この温泉情報はなかったから。
でもここは温泉だけでもまた行きたいな。
その温泉の休憩室が、夜はホテルのバーになっていて
ちゃんとしたカウンターがあり、ちゃんとしたバーテンダーが
いる。アナログで LPレコードをかけていて、ふとこの
レコジャケを見て、なんと浜省フリークかい!
浜ショーといえば広島〜江田島だし、そうきたか. 笑
わかりやす過ぎる。
そんなこんなでバーテンのおじさんと浜ショー聴きながら
浜ショー江田島ネタでマウントを取り合った。
やっぱりアナログ時代の音源は、レコードで聴くのがいい。
夜、行っとけば よかったなぁ。
朝ごはんはホテルでゆっくりと。
島の食材にこだわった、美味しくてヘルシーなものだった。
さて...
なるほど〜な江田島荘だった。日曜日でも年配の家族連れや
カップル、あと女子会的な 4人組など、客層もバラバラ〜
たぶん 4人で一部屋なら、このラグジュアリーな空間で
リーズナブルに楽しくリラックスできるだろうね。
日本でもそう とれるもんじゃない受賞をして、どんなもんかな?と
たのしみにしてたけど、納得ですね。賛否はあると思うけど
ベネッセハウスのように部屋に TVはなく、温泉があって
ウイットなサービスや手作りのホスピタリティーも心地いい。
江田島で日本らしい非日常を、ローカル特有な味付けで
体感できる。
この島で育った自分でさえ、そう評価できるので
都会で生活している人や、インバウンドの外国人でも
これはウケるし、リピートしたいホテルだと思う。
故郷の能美島が江田島市になってから何年になるだろうか。
先日の島帰りでも思ったけど、こうして島内にまた
新しい変化が起きていると実感できて、うれしかった。
妹に感謝。
さて、呉周って市内へ帰ろう。