和と伊の接点。
Stellare 2022.07.31 Sun
S t e l l a r e
先月の山人での再会から、意気投合して今度は 3人で ステラーレへ。
余裕かましてちょいと早めに行けば、もう山平大将がお待ちかね. 笑
絵になる人だなぁ。
speranza-italia.com
この窓の意匠がとても好みだ。透明なら 目の前は川が見えるのに
川辺の緑と風、ゆっくり黄昏てゆく 光を感じる。
自転車でやってきた山平さんだけ、ソムリエマダムの
ワインおすすめコースにて Saluti 乾杯!
スイカのスープと水牛モッツァレラチーズ。甘いだけじゃない、
強いスイカの香りが印象的、しかも濃厚な。
お料理ごとに セレクトされたワインが次々と出てくる。これはいいね。
出ました! 鮎です。胡瓜とズッキーニのソース? ピューレかな。
それも初めての味わいで、青臭さとフルーティ、スッキリと苦味、
相反するものが口内で引き立て合う。以前から鮎を使うのは
石本シェフのオハコだね。
味わいながら 先日の山人の鮎を思い出していた。
前回、感動をつなげた自家製のパン。1番バッターはやはりブリオッシュ。
本ミル貝とヤングコーン、これも出てきてペロッと食べちゃったから
ミルの食感と味わいは覚えているけど。あとは思い出せない。
やっぱり 40日遅れで blogなんて載せるもんじゃないね。
失礼しました。
旨そうでしょ。美味しいのよ。
いいラベル、ベルデッキオも懐かしい響きだ。
本穴子とフルーツトマト、茄子に バルサミコだったかな。
穴子の天ぷらが 繊細なイタリアンフリッタに。
衣の食感も絶妙ですね。
前回、撮れてなかったチーズのパン。この形、かわいいでしょ。
ソムリエマダムのとても丁寧なワイン解説と、
ちょっと酔ってきた、うれしそうな山平さん。笑
金目鯛と海老、サルモリーリオで。見た目以上、金目の皮が
香ばしく甘〜い! 絶妙な火入れ。
すかさず石本シェフ自ら、温かいソースをかけてくれる。
やさしい味わいの繊細なアメリケーヌというべきか。
でもソースが残るから、パンをキープしておくべきだった。
出た! NONだね。オサレなオルタナティブドリンク。
やっぱデザインもいいなぁ。
メインのお肉はロゼール産乳飲み仔羊、無花果と。
またシェフ自ら赴き、大きなトリュフを優しく降らします。
もうこれ、なんていうか... 乳飲み子羊って人生で 2度目か。
お肉がとても甘く、ほんとミルクのような甘味で。以前、カドーレで
出来立てのモッツァレラチーズを食べた時の風味と食感を
なぜか思い出した。
パンも無花果、いい顔してる。これまた好み。
パスタは青森産ポルチーニ茸に 36ヶ月パルミジャーノ。
国産のポルチーニって初めて、3年熟成のパルミもだけど
このパスタ、麺がまたいいね。すごい懐かしいの、この噛んだ時の
感触と味わいが最高。
これは もう一皿、食べたかったなぁ。笑
なんとなくだけど、今回のメニューは前回と比べて、ベーシックな
イタリアンに寄せている感じがした。和食の山平さんいたから?
でもないか。2度食して思うのは、ステラーレは
「 和 」とも「 伊 」ともつかない、趣と味わいが愉しめる CASA。
石本シェフらしさが、この10年でいったん成熟した食卓、
広島の新しい リストランテだと思う。
ドルチェのジェラートはエルダーフラワー、カモミールの効いた
エキゾチックな味わい。 あ〜 終わった。
そして山平さん〆の一杯、グラッパはなんとベルタの SAKURA。
この木箱に入ったいかにも高そうなボトル、何故にイタリアで桜?
実は京都の有名なバーテンダーとのコラボらしい。
なんでも限定300本だとか、よく入手したね。
これはひと口でいいから味わってみたかったなぁ。
このお二人と食事できるのは、とても楽しくて癒される一時であり
私にはほんとに贅沢な、食の学びの時間になる。
この日も料理に全力投球、石本シェフとマダムに