季。
design office KAWAHARA 2019.03.08 Fri
川 原 信 子 「 飾り屏風 季 」
nov-kawahara.jp
デザインオフィスカワハラ 川原先生の個展へ。
昨年の ありがとう!VOLVO!の blogがきっかけで ご挨拶に伺い
その時 聞いたこの個展を楽しみにしていた。
gallery G
今回は新しい素材として、アクリルを使った屏風を展開。
会場はギャラリーGにて、新しいことにチャレンジする
気合を感じるね。
春夏秋冬 それぞれの季節を切り取ったような作品たち。
今回、このトンボが個人的には 1番のお気に入り。
いつか観た金魚も、川原さんの作品の中では どこかしら
新鮮なインパクトがあったけど、今回の蝶々とトンボは
また新しい驚きがあった。
アクリルで作られた小さな屏風は 3万円〜で、欲しいのが
いくつもあったけど、そのほとんどが売約済み。
赤いシール、ついてるでしょ。
開催から2日目で売れてたらしい。
ずっと変わらずパワフルな川原さん。私が言うのも失礼だけど
70を過ぎてもまた進化しているように思う。それぐらい
新しい作品を観て、新鮮さを感じるのだからすごい。
掛け軸も何枚かあり、そのどれもがとってもシンプルな構図、
極まったレイアウト。デザイナーとしても有名だった川原さんは
広島女性デザイナーの草分けであり、第一人者。
古典的でシンプルなモチーフに、動きのあるモダンな意匠を与え
シャープな作品になっている。どれも観たことのない世界観、
でもちゃんと、どこかしら川原さんを感じる。
特に、もっとも迫力を感じた作品、折り込み屏風。
銀箔紙を折り込んで、その上から大胆に描いてある。
観る角度によって直線的な陰影が出るため、単なる平面に
動きが生まれるような錯覚があっておもしろい。
ちなみにこれは稲田さんが売約していた。さすがお目が高い。
それにフレームが錆つき加工がしてあり、時間と共に
風化して逝くのだとか・・・
そしてこの屏風が今回、最大にして最高のひとふり。
何を表現してるのか、あえて聞かなかったけど
今こうやって、写真を観てるとピンときた。
4曲だからね。
Inada Keiko Office
今回の個展はどうやら、色彩コンサルティションの稲田先生(左)が
プロデュース・マネージメントしてるみたい。鬼に金棒だね(笑)