広島在住で活躍している 作家・クリエイター10名による 「 宿る 」展
三越1階イベントスペース ー 3月21日火曜日 −27日月曜日まで
前回に続いて 出展される方たちを取材したので、ちょっとここで紹介。行った順にまずは
アクセサリー作家の「 コトトキ 」井上さん。 彫金を始めてから11年、STRANGE WORKS 設立。
小さな手仕事から 人々のこころに潤いを提供したい。
愛着という観念が薄れてゆく中で、他人には推し量れない 物の価値を大切に感じながら
ジュエリーやアクセサリーの製作とリメイク手がけている。
街中から離れた、静かな古い団地の2階がアトリエ。
見ての通りイケメンで ストイックに見えるけど、真摯な物腰で自然と安心できる人。
もちろん作品はしっかりとトンガっている。
使いこなしてきた職人の手と道具類を、撮りたいと思った。
WOODPROで撮影した時のように。 クリエイターの手は 口よりも多くを語る。
コトトキさんはリペア(修理)やリメイクも得意としている。使わなくなった思い出のジュエリーや、形見の石など
思い切って相談してみるのが、その石にとってもいいと思うよ。
春の墨。刺繍の糸と光りあう。
刺繍と書作家の宮本さんは、厳しさと暖かさを宿した眼差しのマダム。
お部屋には故・光村さんと息子ツトムの作品がたくさんあって、個人的にほっとする空間。
取材が来るならとその場での、お茶のセッティングが素晴らしい。
生地に直接、達筆で経を書いてたものや、刺繍と経を合わせた作品がいろいろ出てくる。大胆。
これは簾越しに撮ったもの。
これがここの日常。
ごく普通にディスプレイされていた。
大きくて強く、あたたかいお母さんの手。
歳を聞いてびっくり!の、ほんと若々しく素敵な人だなぁ。
革加工のマダムローズ、桐原さん。
鞄や小物類、アクセサリーなど出展。
革や布のハギレ市とかも
やっちゃうかも?
この日はまだ作品、一切なし(笑)
どれだけ作ってこられるかな?
叢 Q u s a m u r a
言わずもがな、広島から全国へ
独自の美しさを提案する植物屋「叢」(くさむら)
久しぶりに伺ったアトリエは壁からニョキニョキと
サボテンたちが生えていてびっくり!(笑)
これは焼物で作られた「オブジェ」らしい。
もちろん販売している。
でもちょっと、銀座を思い出したよ(笑)
叢でいつも感じるのは、やっぱり「生命力」
いつ来ても、
ほんとすごいとしか言えない。
見たこともない、唯一無二の姿、
所狭しと待っている。
これなんかはもう盆栽の域。
前回、あれがよかったな〜と
思っても二度と逢えない(笑)
ここは常に一期一会。
今回「宿る」展のメインはこの叢さんだ。 広島のデパートでは初の展示会で
こんな ”いい顔してる” サボテンや大型の植物たちが、所狭しとダイナミックな提案となるだろう。
今や時の人、叢店主の小田さん。
まさに日本中を飛び回り、今年も引っぱりだこだ。
陶芸家、アーティストや小説家など
異分野のプロフェッショナルとのコラボレーションも多く
国内外でインスタレーション作品の発表や
展示会を行っている。
でもこの小田さんの手は意外な感じだった。
こんな刺々しいものを、大事に抱え込むように。
その手から植物へと
彼の域でしか解らないなにかを
宿している。
この日はちょうど
街中の セレクトショップ r e f.(レフ)にて
陶芸家とのコラボ展をやっていた。
こちらもおじゃまして。
おや、
r e f. 中本さんだ。
これからも目が離せない
ヒロシマ仕掛け人だね(笑)
三越もぜひ観に来てほしい。 いつもの出展とはまた一味も違うと思う、必見ですよ。
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