本 骨 頂 。
MOUGINS 2018.12.28 Fri
M O U G I N S
今年最後の外食、お客様のリクエストで立町のムージャンへ。
昨年の夏、あの伝説のフレンチ、アターブルが移転オープンしたのは
知っていたけど、モロさん(衆木シェフ)のことだから
落ち着いてから行こうかなと思いつつ、1年以上経ってしまった。
名物マダムがお店を離れ、シェフ一人で営業できるサイズにと
DMが来ていたけど、検索したらさっそく詳しい blogがUPしてる。
itatchi puppy--1
フォアグラ 100% テリーヌ。 フォアグラなんて長いこと
食べてないけど、かつては世界中で問題になってたし・・・
歴史的にはエジプトから生まれ、フランス・ヨーロッパにとっては
欠かせない高級食材、三大珍味のひとつ。
一時期その飼育方法が残酷すぎて、問題になったけど
調べたらこのようなサイトもあるので。
偏見だけで判断したくないし、でもこのような事例は
ほんの一部だろうけど。
これは意外にも読んだら 納得できる内容だったので。
日本人がクジラを食ったら残酷だと言われるように
言い出したら家畜はすべて、残酷ってことになると思う。
ちょっと脱線したけど(笑) タコとセロリのオリーブ。
たかが前菜 和えるだけ、でもこのバランスと味わいは
まさにアターブル 。
ホロホロ鶏とキャベツ。 これ旨い! しかも安い。
シェフらしい無水状態で味を深める、メインの食材は一皿に
3種まで。 素材本来の美味しさ。
厨房に置かれてたバゲッドが、おいしそうに見えたんで
頼んだらやっぱり自家製だった。これがとうぜん旨い。
シェフはもともとアン◯ルセンから始まり、東京〜フランスと
修行して広島に帰って来た人だから。
アターブルが地蔵通りに移転した時、ロゴと DMツールを
デザインさせてもらい、そのまま お店でバイトしてた。
その頃 使ってたアンデ◯センのパンの品質が落ちた!と
ある日いきなり、お店の料理用オーブンでパンを
焼きだしてた。
シェフはなんでも とにかくやり出したら、
ストイックすぎるぐらいやる。かつての同僚で親友の
神戸コムシノワ・西川シェフまで広島に呼んで
(これは凄かったわ・笑)よく食べさせてもらったなぁ。
オーブんから出す度に、一喜一憂していた。
あれからちょうど20年、あのバゲッドやリュスティックを
彷彿とさせる味わい。
ホイロがない、専用オーブンじゃなくても
ここまで出来てしまう、すご腕シェフは健在だった。
イカの詰め焼き。これも文句なしの美味しさ!
駅弁で有名な元祖森名物イカめしの
高級フレンチバージョンといったところか(笑)
〆は少ないメニューの中でも迷ったけど、仔羊と豆の煮込みで。
シェフで仔羊ならと期待してたら、これまた期待以上!
もうね、これ羊でもほとんどカスレですよ。超美味い!!
大阪の ラ・トォルトゥーガのカスレを思い出したほど。
しかもありえない価格ですよ、シェフ頭、おかしい(笑)
だいたい移転したら、一人なので
料理は酒の肴しか出せんと言ってたのに、笑いながら
「やっぱりメニューが増えてしまうんよ!」と。
やばい、またバゲッドを頼んでしまった(笑)
先ほどはバージンオリーブオイル、次はこのフレンチバター
ほんとっ美味いし、ごちそうさまでした。
いつもの衆木シェフ、一人でひょうひょうと こなしていく。
ほんのちょっと残念なのは、
デザートがないのと(シェフはもともと デセール職人)
アターブル名物、マダムのサービスが受けれないことかな。
(離婚はしてないので、昔から超仲いい・笑)
贅沢な小言でした。
いやぁでも、やっぱりシェフはすごい。。。
広島でも稀な職人だと思う。同い年だけど、ほんと
尊敬できる人。
年明けたら、久しぶりにまた 2人で
永田じゃーまねに( 現サンマリオ社長 )会いに行こうと約束して
今年ももうすぐ 終わります。