大竹は広島県で唯一、手漉き和紙の伝統が
今も残っている。その歴史はもう400年にもなり
大正時代には1000軒以上の紙漉き業者がいたそうだ。
でももう継承者もなく、後何年かで途絶えてしまう。
今回、パインコーンズがこのイベントを企画、
まずは現状を知る過程を楽しみながら、
多くの人に発信すること。まずは はじめの一歩から。
で、腹ごしらえしたら
いよいよ大竹和紙工房へ。
あ、T V で観た手描き鯉のぼりだ。
こちらも唯一の職人、大石さんは
なんと80歳を越える。
後継者が見つかったとか。
なんてありがたいこと。
おっと、この和紙鯉のぼりの
手描き用ベースが売ってる〜
しかも安っ(笑)
これは買うしかないでしょ!
さてそこからちょっと移動して
いよいよ、手漉き和紙体験です。
ここは予約すれば誰でも
手漉き和紙体験ができますよ。
これが原料になるコウゾという草で、1年で2mにも伸びる、細い木のようだった。
写真はその枝を蒸して剥いだもの。
これはなんの計算式? 年期が入ってる。
コウゾから繊維を取り出して、これが紙になります。ここまでも、ずいぶんたいへんそう。
さて、イベントに参加するみなさんで体験です。
よくあるハガキサイズを漉くのですが、 このじいちゃんが手漉き和紙保存会の会長さん。
ほんと3回も掬えばこのように。 運営のみなさん、ボランティアで活動されてる。
それを型からていねいに剥がして
乾かします。これは神経つかうな〜
繊細な作業だ。
これが部家作 手漉き和紙ハガキ。いい感じにできましたよ〜。 重くコシもあり、しっかりしてる。
このかわいいカラフルな和紙はなんと、平和公園などに寄付される千羽鶴を再利用した切紙を混ぜてある。
じつは先日、この千羽鶴を使った再生プロジェクトに、ちょっとだけど関わらせて頂いた。
その報告は後日また・・・
貴重な時間だった。でもさて、当日何をして売りましょうか・・・ これは難題だな(笑)
でもテーマを見失わないことだね。 過程を楽しめるように。
ここにも手描きの和紙鯉のぼり、力強く。
職人の手にも、道具にも年期が入ってる。あたたかい・・・
しかし、万が一跡取りが見つかったとしても、これは問題山積みだね。
広島の文化遺産として、このままのカタチで継承できたらいいのに・・・
イベントが近づいたらまたここで
お知らせします。
当日、空いてたら大竹までドライブでも。
車なら大きなイズミの駐車場に停めて
歩いて来れますよ。
それにしても
ふだんから紙に関わる仕事なのに
紙のことを知らなさ過ぎる。
さて、なに作ろうか・・・
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