トップページへ

 
2014.03.14 Fri

 

IMG_13230.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

PiNECoNeS 

大 竹  和 紙 小 市

 

大竹は広島県で唯一、手漉き和紙の伝統が

今も残っている。その歴史はもう400年にもなり

大正時代には1000軒以上の紙漉き業者がいたそうだ。

でももう継承者もなく、後何年かで途絶えてしまう。

 

今回、パインコーンズがこのイベントを企画、

まずは現状を知る過程を楽しみながら、

多くの人に発信すること。まずは はじめの一歩から。

 

 

 

 

 

 

 

IMG_13229.JPG

 

 

 

で、腹ごしらえしたら

いよいよ大竹和紙工房へ。

 

 

あ、T V で観た手描き鯉のぼりだ。

こちらも唯一の職人、大石さんは

なんと80歳を越える。

番組ではなんと

後継者が見つかったとか。

なんてありがたいこと。

 

 

 

 

 

IMG_13231.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと、この和紙鯉のぼりの

手描き用ベースが売ってる〜

しかも安っ(笑)

これは買うしかないでしょ!

 

 

 

 

IMG_13235.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてそこからちょっと移動して

いよいよ、手漉き和紙体験です。

ここは予約すれば誰でも

手漉き和紙体験ができますよ。

 

 

 

 

IMG_13241.JPG

これが原料になるコウゾという草で、1年で2mにも伸びる、細い木のようだった。

写真はその枝を蒸して剥いだもの。

 

 

 

 

IMG_13244.JPG

これはなんの計算式? 年期が入ってる。

 

 

 

IMG_13246.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウゾから繊維を取り出して、これが紙になります。ここまでも、ずいぶんたいへんそう。

 

 

 

 

 

IMG_13260.JPG   IMG_13272.JPG

さて、イベントに参加するみなさんで体験です。         

 

 

IMG_13266.JPG   IMG_13253.JPG

よくあるハガキサイズを漉くのですが、            このじいちゃんが手漉き和紙保存会の会長さん。

ほんと3回も掬えばこのように。               運営のみなさん、ボランティアで活動されてる。

 

 

 

IMG_13280.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

それを型からていねいに剥がして

乾かします。これは神経つかうな〜

繊細な作業だ。

 

 

 

 

IMG_13259.JPG

 

 

 

 

 

IMG_13283.JPG

これが部家作 手漉き和紙ハガキ。いい感じにできましたよ〜。 重くコシもあり、しっかりしてる。

 

 

 

 

IMG_13248.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このかわいいカラフルな和紙はなんと、平和公園などに寄付される千羽鶴を再利用した切紙を混ぜてある。

じつは先日、この千羽鶴を使った再生プロジェクトに、ちょっとだけど関わらせて頂いた。

その報告は後日また・・・

 

 

 

 

IMG_13258.JPG

貴重な時間だった。でもさて、当日何をして売りましょうか・・・ これは難題だな(笑)

でもテーマを見失わないことだね。 過程を楽しめるように。

 

 

IMG_13285.JPG

ここにも手描きの和紙鯉のぼり、力強く。

 

 

 

 

IMG_13257.JPG

職人の手にも、道具にも年期が入ってる。あたたかい・・・

 

しかし、万が一跡取りが見つかったとしても、これは問題山積みだね。

広島の文化遺産として、このままのカタチで継承できたらいいのに・・・

 

 

 

IMG_13256.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントが近づいたらまたここで

お知らせします。

当日、空いてたら大竹までドライブでも。

車なら大きなイズミの駐車場に停めて

歩いて来れますよ。

 

それにしても

ふだんから紙に関わる仕事なのに

紙のことを知らなさ過ぎる。

 

さて、なに作ろうか・・・