開かれたお寺を目指して。
yotsukado   2019.11.03 Sun

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光西寺「 よつかど 」

 

島根県浜田市で 450年の歴史あるお寺「 光西寺 」が提案する

地域に開かれたお寺の在り方。

浜田での打ち合わせから 2ヶ月、ロゴデザインも決まり

施設内に展開するピクトサインのデザインと、そのペイントも

こちらでさせていただいた。

 

その歴史と家紋でもある「 武田菱 」をハート型にして

よつかどのコンセプトを具体的に、4つのイラストで表現した。

 

facebook.com  kousaiji8629

 

 

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DESIGN OFFICE SUKIMONO

さてと看板のペイントへ。今回このお仕事を紹介いただいた

「 デザインオフィス スキモノ 」さんより送られてきたのは

木製パネルに島根の重要無形文化財「石州和紙」を貼り付けたもの。

 

sukimono.co.jp

西田和紙工房 nishida-washi.com

 

 

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施設内のピクトサインも和紙を貼った木板にペイントする。

 

 

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和紙の中でも日本一 丈夫という石州和紙。ただでさえ

ゴツゴツしている荒目の和紙を、ワザと継ぎ接ぎに貼ってある。

ペイントがその素材感に負けないように、コッテリ盛り上げて

凹凸をつけていく。

 

 

 

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ロゴの黄色(深支子色)には金色を、黒色には銀色を混ぜながら

何層も塗り重ねていく。

見る角度によって金銀が光って見えるように。

 

 

 

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ピクトサインも 7種、老若男女 誰でもわかりやすいデザイン。

 

 

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「よつかど」 yotukado OPEN

 

 

 

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エントランスから入って正面ガラス越しに、メインサインが見える。

 

 

 

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存在感ある材質だったけど主張し過ぎず、しっくりくる感じに。

 

 

 

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SUKIMONOさんらしい、島根の木材を贅沢に使った施工。

インテリア・家具もシンプルなデザインながら、クオリティ高い。

この壁のタイルも石州産のデッドストックで、

唯一無二の風合いを醸している。

 

 

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とても明るいリビング、大胆なカラーコーデでより高揚感が上がる。

 

 

 

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各ピクトサインも程よく展開されていて、わかりやすい。

 

 

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玄関の右側、トイレと法衣室(控え室)へのアプローチ。

 

 

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ソファのファブリックは帆布を柿渋で染色したもの。

このタペストリーも含め染物は、SUKIMONOオリジナルで得意技。

 

 

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法衣室は説法やゲストで招かれた お坊さんのための個室。

 

 

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それぞれのピクトサインが、いい感じにハマっていてうれしい。

 

「よつかど」には檀家さんをはじめ、運営する幼稚園に来られる

ご家族さん、地域の皆さんに自由に出入りしてもらえるように、

解放されたスペースだ。2階には広い会議室もあり、

習い事やカルチャー、イベントスペースにも使えるらしい。

 

若い住職さんはこの「よつかど」を創り、お寺マルシェを開催。

その場で先代から住職を継承する 法要を行った。

 

これがこれからのお寺の在り方、1スタイルになってほしいな。

 

 

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