六百年の花の記憶。
ami 花びら茶 2018.07.25 Wed
The fleurs ami
カッティングシートとテントの施工会社「 アミ 」さんとはもう
25年来のお付き合い。MARIO 運搬車のマーキングや、
お店のテントなど依頼してたのだけど、この頃は逆に
お仕事の相談を受ける方になった。
もともと社長の藤原さんが 趣味を活かし、会社の 1階を
「 アジアのお茶カフェ a m i 」に改装したのがきっかけ。
日本茶から中国茶・漢方薬膳など、お茶だけに留まらず
食材や健康食品も買い付けに行ったり、自ら商品を製造したり、
資格や許可を取ったりと、年齢を超えてめちゃアクティブ〜
アジア中、飛び回っている。
その社長が 4年かけて韓国まで行って学び、取得したのが
この「 花びら茶(花茶)」検索してもなかなか詳しいのは
見つからなかったけど、中国の花茶やハーブティーとは
一線を画するもの。
韓国式の特徴として、まず花は 咲いたものは使えない。
咲く寸前のツボミを、花びら1枚ずつひろげていく。
乾燥の仕方も、花によってずいぶん違う。それぞれの
花びら茶の効能も確認されているし、中には紫陽花のように
毒性があって飲めないものまであるらしい。
朝鮮王朝 600年の歴史がある、花茶の世界。
社長は韓国花茶ソムリエのライセンスを取得。
日本で採れる食用・無農薬の花で、広島で作った花びら茶を
咲かすことになった。
7月末の展示会デビューに向けて 撮影とDM制作まで。
撮影していて驚いたのはその色彩。 花びらだけで、
こんな色が出るのかと思うほど繊細かつ鮮やか。
でも面白いことに、例えばこの写真のバラだと
花びらはピンクなのに、色はこんなブルーだったり
紫のパンジーは、鮮やかなグリーンになったりする。
乾燥のさせ方、水質や温度、入れ方によっても
ずいぶん違うらしい。
子どもの頃遊んだ、色水みたいだけどね(笑)
アミの藤原社長はテーブルコーデも プロ級の取得者。
ビジュアル的にも昔からインパクトある方です。(笑・失礼)
とにかく乾燥させるまでの作業が繊細で大変。
事務所にはコツコツと乾燥させた花びら茶が 約100種以上。
来春開校のアカデミーでは、主な60種ぐらいを学んでいく。
花びらひらくお茶の集い
百 花 百 色 茶 会
さて本番、オサレなイベントスペースを借りての お茶会を開催。
韓国から花茶協会の会長、副会長をお招きしてのパフォーマンス!
一晩で見事にセッティングされた会場。どうなるかなと思いきや、
なんと満員御礼、立ち見も出てありがたいです。
この写真の後ろにもたくさん来られたので、70人以上かな。
藤原社長の挨拶と説明の後、いよいよ〜
チェ・カラー先生の花びら茶パフォーマンス。
実演しながら説明は、通訳の方が翻訳する。
デモンストレーションでは基本の7色、レインボーを
次々と淹れていく・・・それにしても、とても自然のものとは
思えない発色。他国にも花を使ったお茶はあるけど
この発色は、韓国式ならではのもの。
もちろんデモスト用に、過量の花びらで出しているので
普段、淹れる時はこんなには使わない。
これはすごいお値段になる(笑)
それと韓国式の特徴として、冷めても退色しないらしい。
味や効能もほとんど変わらないとか。
あ、なんとカメラマンの桐田さんだ、ご無沙汰してます。
じつは私が撮影も仕事にできるようになったのは、桐田さんが
キッカケをくれたからなんです。
それとスタイリストの東先生も来られて、ここで再会。
韓味家、連れてってください(笑)
韓国での修行中の写真を展示して。
会場販売もいい感じに間に合って、こちらは 高級な瓶入り商品。
ビギナー向けのティーバッグタイプ( 7種入り)もある。
そういえば 花びら茶で検索したら、早々に UPしてる人 発見〜
ステキな blog だったので、今回はちゃんと許可頂いてからの link。
蓮の花びら茶。これだけのサイズの蓮を、蕾からひろげて
乾燥させるのはかなり難しいらしい。
よくある蓮茶(茎や葉を使う)とは、香りは似てるけど
味わいがとても優しくて、淡く繊細なもの。
さてと、無事イベントも終わり一安心。
ここからは来春のアカデミー開校に向けて、H P制作や
ギフト関連など 進めていきますよ。