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さてさて、事務所でこんなもん作りました。ピッツァと木トレイを
それぞれプリンターで出力、パネルに貼り 2段に重ねて半立体的に。
ピッツァは 7㎜ 厚 トレイは 5㎜ 厚で よりリアルに。直径 80㎝!
ピッツァの写真は先日、撮影したんだけどイマイチで けっきょく
2年前の冷凍ピッツァから転用。ムズイなぁ。


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MARIO ESPRESSO


さて感無量のいったん閉店から 1ヶ月、マリオエスプレッソ緑井店は
8月のリニューアルオープンに向けて、厨房の修理や全ての照明器具の
LED化など進めている。店舗自体はまったく変えずに、25年分の
最低限の補修をする。
なので こちらの仕事としては テナント側の
通路にある、ディスプレイコーナーの変更ぐらいね。



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と、思っていたら床のペイント補修を、スタッフの女性たちがするので
指導しろという。もちろん了解!

写真はまずプロの業者さんが、床のクリーニングしたところ。長年の油汚れなどで
ドロドロだった床を、ポリッシャーなどを駆使して表層を削り落としている。
MARIOは当時、床材もとてもいいものを使っているから、25年経っても
こんなことができる。マリーナ店の時もそうだった。
この後ワックスをかけてもらうのだが、その前にこのペイントを修復する。



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長くいるスタッフから、このリニューアルから務める新人さんまで
まずはみんなで下地塗り。古い店舗の雰囲気に馴染むよう、ペンキは
薄めて、木目が透けるように。


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しかもみんなお世辞抜きで上手。私が飲食業のお仕事絡んで 35年、
経験上確かなことは、飲食業で長く働ける女性は、絵心があること。
忍耐力があり、尽くせるタイプの人が多いこと。



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この 2人は特に上手い。おかげで思ったより早くできそう。


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一段落ついて、みんなでランチタイム。


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私はここから仕上げに入ります。


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なんと、いい感じじゃないですか。




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それにしてもこのキッチン上の壁ペイント、懐かしいなぁ 。



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25年前に作った木製の帆船キット。ホコリだらけになっているのを
きれいに洗ったところ。



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5隻作った中でも、この漁船が一番お気に入り。今も見れば必ず
島の海で漁や養殖のバイトしていたのを思い出す。イタリア船だけど. 笑



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この甲板、一枚一枚貼ったんよ〜 板を切って。



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このクルーザーが最初に作った一隻。こっちの甲板は漁船より
もっと大変だった。板を横に曲げて貼る技で、しかも細い板と
交互に貼っていく。死んだわこれ、独立して最初の MARIO仕事が
バイトでキットの造船所。


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浮き輪にMARIOの文字が、32の私、芸が細かい. 笑



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こちらのヨットはロープワークがすごいなぁ。



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この灯台もお気に入りで、スープボウルやココットで作った。







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そしてこの日は強力な助っ人が登場!
相変わらずパツンパツンのスタイル出立で. 笑


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touch mach


タチマチの SAKURAさんだよ、現場に強いなこの人は 相変わらず!
こんなペイントもソツなくこなしていく。とても安定感がある。

instagram.com/a2shistagram36/

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この日はとりあえず ここまで終了。お疲れさんでした。



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ファサードを含め、全体的に傷や汚れてるところをタッチングして
パッと見た目、きれいになったかな。


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この看板も下段に 25年前の営業時間が描いてあったので、
塗りつぶして ここからもう少し修正する。


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その左側の壁面ロゴも、もう少し濃いブルーに上塗りする。



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さて後日。エイジングも兼ねて、1人黙々と ひたすら塗るべし。







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仕事終わりの帰り道、祇園の讃岐屋にて。
スタミナがつくのを食べたい。



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そしていつも明るいドヤ顔、SAKURAさん. 笑




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S t e l l a r e


先月の山人での再会から、意気投合して今度は 3人で ステラーレへ。
余裕かましてちょいと早めに行けば、もう山平大将がお待ちかね. 笑
絵になる人だなぁ。

speranza-italia.com


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この窓の意匠がとても好みだ。透明なら 目の前は川が見えるのに
川辺の緑と風、ゆっくり黄昏てゆく 光を感じる。



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自転車でやってきた山平さんだけ、ソムリエマダムの
ワインおすすめコースにて Saluti  乾杯!




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スイカのスープと水牛モッツァレラチーズ。甘いだけじゃない、
強いスイカの香りが印象的、しかも濃厚な。




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お料理ごとに セレクトされたワインが次々と出てくる。これはいいね。



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出ました! 鮎です。胡瓜とズッキーニのソース? ピューレかな。
それも初めての味わいで、青臭さとフルーティ、スッキリと苦味、
相反するものが口内で引き立て合う。以前から鮎を使うのは
石本シェフのオハコだね。

味わいながら 先日の山人の鮎を思い出していた。


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前回、感動をつなげた自家製のパン。1番バッターはやはりブリオッシュ。





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本ミル貝とヤングコーン、これも出てきてペロッと食べちゃったから
ミルの食感と味わいは覚えているけど。あとは思い出せない。
やっぱり 40日遅れで blogなんて載せるもんじゃないね。
失礼しました。


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旨そうでしょ。美味しいのよ。



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いいラベル、ベルデッキオも懐かしい響きだ。





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本穴子とフルーツトマト、茄子に バルサミコだったかな。
穴子の天ぷらが 繊細なイタリアンフリッタに。
衣の食感も絶妙ですね。



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前回、撮れてなかったチーズのパン。この形、かわいいでしょ。



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ソムリエマダムのとても丁寧なワイン解説と、
ちょっと酔ってきた、うれしそうな山平さん。笑



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金目鯛と海老、サルモリーリオで。見た目以上、金目の皮が
香ばしく甘〜い! 絶妙な火入れ。


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すかさず石本シェフ自ら、温かいソースをかけてくれる。
やさしい味わいの繊細なアメリケーヌというべきか。
でもソースが残るから、パンをキープしておくべきだった。





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出た! NONだね。オサレなオルタナティブドリンク。
やっぱデザインもいいなぁ。








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メインのお肉はロゼール産乳飲み仔羊、無花果と。
またシェフ自ら赴き、大きなトリュフを優しく降らします。



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もうこれ、なんていうか... 乳飲み子羊って人生で 2度目か。
お肉がとても甘く、ほんとミルクのような甘味で。以前、カドーレで
出来立てのモッツァレラチーズを食べた時の風味と食感を
なぜか思い出した。


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パンも無花果、いい顔してる。これまた好み。








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パスタは青森産ポルチーニ茸に 36ヶ月パルミジャーノ。
国産のポルチーニって初めて、3年熟成のパルミもだけど
このパスタ、麺がまたいいね。すごい懐かしいの、この噛んだ時の
感触と味わいが最高。



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これは もう一皿、食べたかったなぁ。笑

なんとなくだけど、今回のメニューは前回と比べて、ベーシックな
イタリアンに寄せている感じがした。和食の山平さんいたから?
でもないか。2度食して思うのは、ステラーレは
「 和 」とも「 伊 」ともつかない、趣と味わいが愉しめる CASA。

石本シェフらしさが、この10年でいったん成熟した食卓、
広島の新しい リストランテだと思う。





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ドルチェのジェラートはエルダーフラワー、カモミールの効いた
エキゾチックな味わい。 あ〜 終わった。



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そして山平さん〆の一杯、グラッパはなんとベルタの SAKURA。
この木箱に入ったいかにも高そうなボトル、何故にイタリアで桜?
実は京都の有名なバーテンダーとのコラボらしい。
なんでも限定300本だとか、よく入手したね。
これはひと口でいいから味わってみたかったなぁ。





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このお二人と食事できるのは、とても楽しくて癒される一時であり
私にはほんとに贅沢な、食の学びの時間になる。

この日も料理に全力投球、石本シェフとマダムに

Grazie ! 


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FINE DAY


いつも気の利く ベランダカフェの K先生から、美味しいお裾分けが。
いつもの先生一押し、スウィンギングバードキッチンの姉妹店、

「ファインデイ」のドーナッツですね!
これはうれしい〜 しかも 3つも。

swingingbird.thebase.in
instagram.com/fineday_hiroshima/


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ファインデイも開店から2年!相変わらずずっと人気なんだよね。
申し訳ないので なかなか行けてないけど、それでもこうして頂いて
食べれてるから、幸せだよ. 笑
このキャラメルナッツ(右)とシナモンロールもさすがの
SHIZUKAさん!   でもでも〜


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やっぱり! ドーナッツといえば グレーズドですよ、もちろん。
スタバへ行くと昔から ついついシュガードーナツを買ってしまう。
アイシングはもうちょいと少なめが好みだけど、
とにかく生地が美味しいのよ。

この手のドーナツといえば 子供の頃、好きだったナガイのパン
(フジパン)の
シュガードーナツ? たしか50円だった。
ビンボーだったからめったに買えなかったけど、白いグレーズが
べっとりかかっていて、
それは子供ながらにもかなり甘く感じてた。
なのでおの甘〜い部分だけ先に剥がして食べてから、
ドーナツの生地を
噛みしめるように食べるのが、ちょっとした
贅沢だった。


島の小さな雑貨屋(自宅件お店のさんの奥にあるガラスの戸棚に
週一ぐらいでいくつかの菓子パンが入荷してたけど、
商品が残り少ないときはよく見ないと、古くて
カビが生えてたりする. 笑



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打ち合わせに行こうと事務所を出たら、信号に引っかかる。
目の前にはよく見かける ロゴマークの保冷車が。

hiroshima-mycook.jp
instagram.com/mycookmy/


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老舗のお弁当配達「 マイコック 」さんだ。
もうかれこれ 20年前の某経営セミナーにて、当時の松井社長から
声をかけていただき、会社のロゴデザインとこの配送車デザインを
提案させてもらった。この配送車のロゴレイアウトも
当時決めたルールをちゃんと守っている。

マイコックには高齢者向けの弁当を配送するサービスがあるけど、
これは当時、松井社長が始めた新事業だった。
高齢者一人ひとりの健康や病気に合わせて、栄養士指導のもと
弁当を作り配送するという。
その新事業のためにも、経営理念をロゴマークに反映したい。
ディスカッションして出てきたテーマを、すべて盛り込んで提案。
ロゴマークが表現するテーマとして

●マイコックは食材の中でも、特に野菜にこだわっている。
 弁当箱を開ければそこが畑になっている。
 新事業の種をまく = 芽が出る。
 
●経営理念 = 愛こそはすべて LOVE IS ALL.
 マークにハートを入れる  

当時もたしか 8案ほど制作して、この2つのコンセプトを表現した
ロゴマークに決まった。

ちなみにこの「マイコック」カタカナの社名タイポグラフィは
創業時から使っていたもので、とうぜん Aiデータもない。
そこでデータ化するにあたり、ちょっと現代風に(もう20年前. 笑)
こちらでアレンジしたもの。もちろん新しいタイプの書体でも提案した。
けど 私もなんとなくだけど、このタイポは再利用したいなと
思っていたので。おそらく70〜80年代の、それなりに腕の先輩方が
描き起こしたものだと思う。



あれから広島の至るところで、この車を見る度に
松井社長のことを思い出す。

「ネクタイをして経営者として勉強するよりも
 弁当のおかずを作ってる時が、一番幸せなんよ。」

毎日、一回一回、愛を込めて作らないと
美味しくはならないんだよと言っていた。

今はもう会長職に退かれたと聞いたけど、このマークも
いつかは変わり、新しい社長が背負って立つ
新しいマイコックになるだろう。
my-cock.png
愛こそは すべて。



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ogni modo


7月に入ってもまだまだ仕事も落ち着かない。でもまぁ打ち合わせして
ちょっとランチでも行こうかね?となることも。
近所で同じ店に行く確率が高いけど、ちょっとずいぶん久しぶりに
十日市の懐かしいイタリア料理「 オンニモード 」へ。

検索してみたらこれ詳しく載っていて、しかもおもしろいなぁ〜
「 君はまだ十日市を知らない 」

instagram.com/fumio.tanaka.ogni/


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定番のパスタランチにしてみた。このサラダが出て、


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前菜も出るのね。丁寧に調理されてるし、ちょっと
なつかしい味わいがする。これは期待できる。


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パンもかわいいサイズだけど、美味しい。



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やっぱりパスタもキチッとされている、女性ターゲットだろうけど
品のある美味しさ。あ〜 でもスマホ写真なのでほんと申し訳ない。

このシェフはどこで修行されてたんだろ?


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そしてデザートまで。ごちそうさまです! これ店によっては
もう+500円はするランチですよ。いろいろ良く考えられてるなぁ。

ここは昔、老舗の居酒屋だった店舗で 窓がないから暗いのよね。
おそらく居抜きでやってるから、ちょっと店内も居酒屋感が否めないけど
そのギャップをちゃんと活かして埋めて、運営されている。

なのでとうぜん、昼から女性客で満席になった。






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GOLDEN GARDEN

in Hiroshima WORLD BEER  Pub & Kitchen


またある日、わが故郷のお客様からとつぜんの呼び出し。
3年に一度ぐらいあるのよね この客、仕事にはならないけど. 笑
来いと言われたお店はなんとここ!

instagram.com/goldengarden_beer/
facebook.com/goldengarden/


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このイワシ?アジ? 魚の重ね焼きがなつかしいテイスト、旨かったね。



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さて次の店に移動〜なんとここで、ずっと会いたかった男に遭遇!
デザイナーの沖石さんだ。すごいなぁこれは、引き寄せの法則だね。
くつろいでるところおじゃましてすみません〜
では次は Area ku-ga で再会しましょう!

hiroshima-artscene.com/
facebook.com/y.okiishi/about






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BOCCA ROSSO


さて移動〜 連れて行かれたのがこれまたいつもの「ボッカロッソ」笑
まぁ MARIOでも夜しかやってない、とにかくお手軽なのよ〜


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定番ながらこのトリッパも 美味しかったなぁ。安いし。



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ボッカといえば とうぜん居ました、
恵美( えみ・いかついけどかわいい苗字. 笑 )シェフです。
10年越しに帰ってきた 90年代の MARIOヤローで
袋町のマリオエスプレッソが生まれた頃の、30年前の味わいを
再現できるんです。




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その恵美さんらしい、MARIOベタ中のベタパスタが このイカ墨!
安定感バツグンですね、明日のトイレを気にしながら. 笑


Grazie!!



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JAM cafe 


三原のジャムカフェさん、店舗をリニューアルしたのはもう 12年前。
そして雑貨 & カフェから、カフェオンリーになったのが 5年前。
この度コロナ禍でいろいろあって、なんだかんだで思い切って
2度目の全面改装リニューアルへ。

jamnezumi.blog.fc2.com/blog
blog.2017/7


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外装は壁面の色をブルーに、なんかMARIO DESSERTの並木店みたい。
テントもちょっと破れてたりするけど、予算オーバーで
これはまた来年以降に。



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Before

今までの店内は意外と広く、でも壁の半分近くがガラス面で 外からは
丸見え、カフェとしては 14席あるけど、座っていても
ちょっと落ち着かないかも。


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今回のリニューアルで、まず一番の目的はキッチンの位置を変えて、
厨房機器を新調すること。それに伴いカウンターと壁を2ヶ所立ち上げて
店内を 4ブロックに分ける。
でも内装工事はオーナーの親戚業者がするので、私は店舗施工の
アドバイスとレイアウト、コーディネイトまで。



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とはいえ予算はとても厳しいので、床の補修塗装はオーナーさんと
二人で仕上げました。写真は同じ三原のサカナザの Tシャツを着て

作業する私。見ての通り暑苦しいヤツ. 笑

この床は 12年前に、ウッドプロの中本社長が自ら 施工したもので
杉の足場板の表層 5㎜だけスライスした薄い板で、当時まだ
プロトタイプの商品を格安で提供してくれたもの。
一見フローリングのように見えるけど、よくあるフロアタイルの上に
5㎜厚の足場板を、カーペット用の両面テープで貼り付けている。

でも杉だから 5年保つかなぁ、ちょっと不安だったけど...


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After

いい感じに仕上がりましたよ! 足場板もぜんぜん大丈夫だった。
もっと割れや ささくれがあるかなと思いきやである。



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オイルフィニッシュにしているので、3年ごとぐらいにまた
上塗りすれば、あと 10年は充分 いけそうだね。



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窓側の席は依然と同じテーブルで、でも奥の 2席は外に向いていて
お互い干渉しない空間に。



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この写真の奥にあった狭いキッチンは、お店のセンターまで出して
広くなった。この新しいカウンター越しに調理しながら、
客席を見渡せることがとても大切。




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写真の奥のスクエアスペースは、今までどおり 洋裁や手芸品を
作るための工房になっている。


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スクエアスペースのさらに奥には、ちょっと隠し部屋のような
プライベート席を配置した。ここは私もかなりこだわっていたので
このタイトな空間を施工してもらうまで、いろいろ障害を超えたなぁ。
実際、オープン日にお客様が座ってるのを観て納得。
これで正解でした。



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ファサードの入り口も課題だった。この古い大きなガラスドア、
道路から店内が丸見え、店内からも外を歩く人と目が合うし
良くなかった。ドアを変えるには高くつくし、遮光して店内を
見えなくするだけでは、閉鎖的で暗くなる。
そこでドアを開けた左右に、パーティションとしての壁を建てて
客席が見えないようにした。

こんな壁と店内の 1/3がカウンターで仕切られたのに、
客席数は以前と変わらず、しかも落ち着いてカフェできる。
想定以上のリニューアル成果だと思う。





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もちろんメニューも一新。若干の値上げもこのご時世だから
やむを得ない。





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オープン日だから という訳ではないが、いつもとながらJAMさんの
美味しいランチ。しかもこのリニューアルから新しく、
酵素玄米を提供することに。写真のはまだテストで炊いたものだけど
完璧の仕上がりに! これはうれしいね。

とりあえず週に 2日は酵素玄米が選べるようにするとか。そのための
酵素玄米専用の炊飯器は、なんと「 まめそら 」空田さんから
購入させてもらったもの。まめそらは一旦、閉店しちゃったけど
酵素玄米は三原でも、食べれるようになった。



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食後の珈琲はもちろんイリガン珈琲。わざわざ広島から毎週持ち帰り
この味わいを三原で守っている。ただイリガンはちょいと高価なので
ノーマルなブレンドコーヒーも選べる。



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ここの手作りまるパンとスコーンもかなり個性的. 笑 美味しいけど。






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今回のリニューアル、コロナ禍でカフェとしての方向転換や
いろんな葛藤もあったらしい。
でもオーナーの JAMさんが、何度と言われてたのが
これからの 10年をリアルにイメージしたということ。

がんばるのは当たり前ですが
でもたのしんで。
今まで通り、そしてこれからも。


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7月に入り、k i r i n の沖村さんがよく手伝ってくれて、助かってる。
休日返上で来てるから、ほんとありがたいことだね。



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それにしても20代の頃の、人として成長する速度は なんて早く
大切なことだろう。
彼女が穴吹デザイン専門学校の学生だった 7年前からすれば
ほんとにすごい成長ぶりだ。この頃の経験が、その後の人生の
20年分を ほとんど決めるんじゃないかと思っている。



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同じ穴吹出身でひとつ下の代田さんも週 1、2度ほど、短い時間でも
バイトに来てくれる。同級生の鈴木さんと合わせ、穴吹出 3人で
現在の絵図屋は成り立っている。ありがたいね。





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touch mach


ありがたいと言えばもう一人、忘れてはいけないこの笑顔。
「タチマチ」の SAKURAさんも、快進撃の活躍ぶり。


instagram.com/a2shistagram36/


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Kamal Cafe


この日は久しぶりにランチで「 カマルカフェ 」へ。前から気になってた
横川駅裏のインドカレーだけど、カフェなのね。

instagram.com/kamal.cafe
ja-jp.facebook.com/KamalCafe


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店内は居抜きの店舗ぽくて、ちょっと怪しげだけどメニュー見たら
このノリですね。先程のナンも美味かったし〜



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なかなかねちこい壁画がいいね。ただテーブルの真ん中に大きな
アクリルスタンドがあるから、向かいの彼女がこんな写真になる。



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カリーも申し分なし。また来よっと!



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1年前よりちょっと丸く?なったけど. 笑 とにかく前向きで行動的、
特に仕事において、物事を構築していくスキルが高い。
とてもこの春卒業した新人とは思えないほどね。見た目ちょっと
ヤンキーっぽいけど. 笑

まだまだ タチマチなところだけど、未来が楽しみな人だ。



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MARIO ESPESSO 


天満屋緑井店が本日をもって閉店する。これで広島の天満屋は

すべて撤退へ。25年間、公私にとても思い出深い 場所なので
最後を見届けに。
marugoto.love/archives/


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マリオエスプレッソ 緑井店で、天満屋としての 〆のパスタを。
店長のおすすめで、博多の辛子明太子とイカの和風スパゲッティ、大盛りで。
明太子がこれでもかと〜 これは入れ過ぎよ、サービス過剰でしょう. 笑



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エスプレッソは既存のまま残ることになった。8月の再開店に向けて
このディスプレイコーナーも一新するので、お楽しみに。



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25年前の開店は、私が関わらせてもらった 飲食店の仕事の中でも
最も成果の出せた、キツくて楽しい仕事だった。
退職して、ここの近所のアパートでバイトを掛け持ちしながら
この仕事を受けて、やる気と不安に溢れていた。若かったねぇ。

ezuyalan.com/room/1997/08/wood-ship.


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最後の仕事も落ち着いた頃、川邊店長にいったん ごあいさつ。






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なんていい笑顔するんだ。こいつは何年経っても。

店長とは40年来のお付き合い。私が高卒で横川のアパレル系会社に
就職したときの同期だった。その後、私は 2年ちょっとでクビになり
ケンちゃんは(当時の川邊のあだ名)その後、退職。
偶然再会したのが、なんとサンマリオ庚午店で働いている彼だった。

あれから 33年。この 25年間はずっとこの緑井店の店長として
まさかここまで MARIOで働いてるなんて、本人が一番、
びっくりしてるだろうね。
33年前、あの頃の MARIO に勤めてた者なら、それがどれほど
たいへんで すごいことなのか、言わずもがな。
彼の頭頂部がずいぶん後退しているのは、遺伝ではないと思う。
職場でのストレスが原因だと、私は断言できる。


何はともあれケンちゃん、お疲れ様でした。
またここから、終わりの始まり。
身体は大事にね。



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スパゲッティバジリコ 

13日、木彫りパスタもすべて完成し、14日は6時発の新幹線で
いざ新横浜へ。施工用の材料とか忘れ物はないか?  ヒヤヒヤながら. 笑

saint-marc-hd.com/kamakura/brand/bajirico/


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そのディスプレイ施工から 2週間、 開店前日に最終仕上げと撮影のため

再び新横浜駅へ。写真は開店直前の店舗前、いよいよだなぁ〜




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ファサードの左側、レジとテイクアウトコーナーはこんな感じに
プラザ通路からもここがよく見える。




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その奥のキッチン入り口には、パスタをテーマにした洋書と
木製のカトラリーをディスプレイ。すべてフリマサイトで集めたもので
ほんとフリマサイトは素晴らしいね。



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鰻の寝床的な、細長い店舗でセンターにはオープンキッチンとカウンター席。




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カウンター奥にはテーブルが 4卓、壁のセンターにも木彫りパスタ。



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シンプルだけどクールでインパクトあるトレイに、手作り感あり過ぎの
木彫りパスタがギャップ強いなぁ。



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これが実際のパスタ、ちなみにこれは一押しの「 しょうゆバジリコ 」
オープン記念で半額でしたよ。



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でもさすがチェーン店グループの開店スタッフ、ほとんどバイト・
パートさんなんだろうけど、仕事ぶりがめちゃいいです。
教育もいいのだろうけど、この開店の賑わいというか熱量、
久しぶりだなぁ。









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横濱 元町ドリア


さてバジリコのある 1階から 9階へ、スパゲッティ店よりちょっと
客単価も高い、ドリア専門店へ。
写真は店舗受渡しの最終チェック、ポリディアインク設計デザインの
中住さんが、細部まで徹底的に指示しているところ。
この人は優しいイメージだけど、仕事ぶりがほんと かっこいいなぁ。

saint-marc-hd.com/doria/


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パリのイメージフォトフレーム 23枚は、このハンガーフックの棚に
レイアウト。中住さんに位置決めしてもらい、ひとつずつ
シリコンで接着して固定する。地震で倒れて、お客様の頭上に
落ちてこないように。



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それにしても中住さんのレイアウト感覚、さすがのセンス。



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客室は L字型になっていて、席数も多い。





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ファサードのサンプルケース、下段の寸胴鍋 5個も広島で用意して
送ったもの。これが意外とトラブってしまい、一番大きな鍋 2個が
横浜に配送する日まで届かず、結局持参するハメに。
中国産は納期に余裕のある時のみ、注文しよう。



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それにしても美味しそう〜 バジリコのスパゲッティが思いの外
ボリューミーで、ドリアは食べれんかったなぁ。残念ながら。



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いよいよ開店、ファサードにも期待感と緊張感でいっぱいに。




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もう最近はこの LEDパネルスタンドが定番だよね。このぐらいの
グループともなると、社内に広報制作室やデザイナーがいて、こんな
A1サイズの透過用プリントまで、自社ですぐ出せるようになった。
しかもランニングコスト安い。うちの仕事が無くなるわけだ. 笑




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この隣には横浜老舗の洋食屋さん、そこはすぐ満席になっていた。
店の正面にはちょいと高級ステーキハウス。
それにしてもやっぱり横浜、客層が明かに違う。
品がいいな。


まぁとにかくなんとか 2店同時開店、完納できた。
素晴らしいお仕事を、ありがとう。





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スパゲッティバジリコ


何年ぶり? たぶんMARIO DESSERTのフジグラン店以来だから 11年ぶりかな?
木彫りディスプレイの依頼、しかもパスタですよ。なんとこちらも先日の

牛の頭オブジェ製作を頂いた、神戸のポリディアインクより。 

「 メガネの田中 」で お仕事いただいた中住さんとも、4年ぶりの再会。

その時からいつか木彫りの仕事、したいのよねと言ってくれてた。


ezuyalan.com/room/2022
polidea-inc.com


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とはいえクライアントは大手の外食チェーン店。アツアツの鉄板パスタで、
まずメニューの写真をいただき、それをイラスト化する。
納期もたっぷりあり、この時は 10種ほど作る予定だった。



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開店まで 1ヶ月を切り、そろそろベースの板をカットでもしようかと
用意していた時に、いきなりメニューがすべて一新されることになり
新しいメニューの写真が届く。
それにディスプレイのコーナーが増えて、15個製作することに。


このタイミングで全変更なんて、やっぱり外食チェーン店だな〜  と
思っていたら、これにはロシアの戦争が大きく影響していて
商品コンセプトを変えるまでに至ったらしい。



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まぁでもまだ木板を切ってなかったからよかった。イラストを描き直し
いよいよ製作に。開店まで 3週間もない。




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さてイラストが決まったら、さっそく木板にトレースしてカット。
ジグソーでガンガン切るのも久しぶりに。



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切ったらカッターで 切り口と角を落としていく。



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とうぜん時間もないので バイト4名、手伝ってもらい なんとか彫り上げた。



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そんなある日のバイト彫り師、沖村さん(左)とSAKURAさん。
みんなで手分けしてひたすら彫り続ける。




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納品まであと 3日。 間に合うか?






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同時進行でこんな黒板パネルもペイント。ブラックボードといえば
本骨頂の SAKURAさんの出番ですね。



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さすがですね、いい感じ!








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さて休日返上〜 一気に塗っていく。





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水性アクリルと、透明感を出したい部分にはカラーインクで着色。




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仕上げにクリアを塗って、食材には艶ありで、下のトレイと鉄板部分には
半ツヤ or 艶消しでリアルに。トレイが 28cmあるから、ほぼ原寸大かな。



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こうして並べてみるとインパクトあるでしょ。
久しぶりに木彫りモノ やりきったけど、もうこんな仕事は
こないと思っていた。感慨深いなぁ。








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横濱元町 ドリア


そうだ これもあった! この横浜お仕事、とてもありがたいんけど
同じ施設内で同日に開店する、ドリア専門店のディスプレイも
お仕事いただいて、ちょっと久々に焦った。
しかも岡山の和牛頭部オブジェも、納品日が被ってさぁたいへん〜
でもありがたいことです、ほんとほんと。

写真はポリディアインク から送られてきた、フランスはパリの
イメージフォトをセピア調に加工してプリントしたもの。
できれば昔、私が撮ったパリの写真を 使いたかったけど
間に合わずで 残念無念〜



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全部で 23枚、フォトフレームはピカソ画房で買った 4枚を除き、すべて
フリマサイトで探して購入。IKEAの商品も少なくないけど、
意外とクラッシックで程度のいいものが、とても安価に揃えられた。
使えないハズレも一品、あったけどね。650円だったし許してやろう. 笑

さてなんとか間に合ったか? 翌朝横浜へ持参してディスプレイです。