田に心と書いて。
田心 2022.02.15 Tue
日本料理
田 心
ちょっと意外な場所で田心のオーナーと出逢い、後日さっそく食事へと。
あの山人さんの一番弟子、開店から13年。山人と同じくずっと人気の
飲食店に行くのは、やっぱり気が引ける。
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コロナのマンボウ中で、コース料理のみ。まずは赤貝ともずくでさっぱりと。
帆立のしんじょと椎茸も大きくて食感もいい。香りもひろがる。
刺身はヒラメだったかな。藻塩でいただく、甘い。
鰆のたたき、ふきのとうを擂り潰したようなたれ?が、ほろ苦く濃い。
ひしこ鯖の糠漬けで箸休め、じゃないか。
これが濃厚でめちゃ美味しい。 酒がいるな、この3皿食べたい. 笑
ふくのフライとふきのとうの天ぷら。フグ、久しぶりに食した、
贅沢だなぁ〜
八寸にて。「ハヤ」は広島の淡水魚で、店主の親父さんが
釣ったものだとか。小いか、分葱、黒豆、だし巻き卵など。
見た目目刺しのようでかわいいけど、濃厚で香ばしい味わい。
牡蠣と聖護院大根。たまにはこんな牡蠣料理もいいね。
島人なので、牡蠣にはうるさい私も納得もの。
店主の田中晋一朗さん。ハツラツとされていて、笑顔がいいね。
店名の由来は「 田の様な心 」と HPにあった。
先ほどのハヤを釣ってる親父さんは、農業をされていて
料理に使われてる野菜のほとんどが、ご実家で栽培されたものらしい。
店主もしょっ中、実家に帰って畑仕事をされているそうだ。
とうぜんお米も栽培しているので、
まさに「 田の様な心 」は店主の人生観そのもの。
日本人にとって、食の中でも「 米 」はもっとも尊いものだ。
田の心と書いて「 思 」になると、店主も後で気づかされたとか。
田心という名は運命なんだね。
〆の炊き込みご飯は、
鶏とにんじんの炊き込みご飯。ほんと久々に食べた、
ちゃんとした鶏飯を。米も美味しい。ご馳走様でした。
残った炊き込みご飯は、お持ち帰りにしてくれた。
これは他のお客様のお弁当ですが、このパッケージがよかったね。
やはり気遣いが細部にまで行き届いた、あたたかいお店だった。
山人さんと同じく、ここもしっかりと定着したお客様に
支えられているね。
また山平さんに会いたくなったよ。