ひろしまデザインびと n-7
Hiroshima Designer / creator strawberryflog LAB  2021.07.17 Sat

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研究所のドアを開けると、超リアルな 50㎝ぐらいのジョーカーがお出迎え。

数有るジョーカー史上、最高傑作だったダークナイト。

この研究所の主人と どこかしら共通点を感じる。

 

 

 

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しかも足元に注目. 笑 大切なものは細部に宿る。

 

 

 

 

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AFROG DESIGN UNIT

MASARU YAMAMOTO

 

 AFROG「 ヤマモトマサル 」  彼と初めて会ったのはもう 8年前、

ギャラリー yo-haku( ヨハク )にて。こけらおとしの展示会に

いっしょに参加した時だった。

当時はマルチクリエイターという肩書きだったが、まさに多才、

WEB デザイン、制作までを主な生業にしているが、やはり特筆すべきは

フォトグラファーとしてのヤマモトさんだった。

 

2013年、yo-hakuで開催した 個展「 NO MATTER × UK 」は

静かに、衝撃的だった。

仕事柄、広島でも多くのカメラマンを知ってるけど

こんなアーティスティックな撮影できる人が いたんだなと。

センスよく会場まるごとコーディネイトしていて、そこに最高レベルの

プリントで、とにかく写真を観せる。一般的な写真家がする個展とは

一線を画すものだった。

とても繊細な現像処理をした作品はどれも、モニターでそれなりの

解像度で観てもいいものだろうけど、やっぱり写真は

プリントしてナンボだな、と改めて気づかされた。

 

NO MATTER × UK 

uk.afrog.jp

 

 

 

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そんなこんなで彼のファンになって(向こうは気持ちわりーだろうけど. 笑)

密かに SNSなどマメにチェックしてたら、とにかく粋な男でセンスいい。

才能もだけど、仕事でもARTでも趣味でも、とことん深掘りしているし

ちょっとし過ぎなぐらいなのに、バランスよく収まってる。

撮った写真とパーソナルティが ぴたっと重なる感じ。

 

ところがこの 2年ぐらい?インスタにも HPにも写真を載せなくなった。

新しいアカウントでもとったかな? ちょっと悶々としていた。

ヤマモトロスは長く、意外と効いていた. 笑

 

MARU-ch.

instagram.com/afrog/

 

 

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strawberryflog LAB

 

新しい事務所は八丁堀三越の正面側、ミスドの前の古い雑居ビルに

#苺蛙研究所という屋号らしい。 以前の名称は AFLOGで

アフロヘアとフロッグ(カエル)を掛け合わせたと聞いたけど、

カエルがモチーフなってるのが 勝手ながら親近感を覚える。

私の事務所は 2年前までカエルだらけ、知人から頂いたカエルの

置物やグッズを 50匹以上、至る所に飾っていた。

一昨年に選抜して 今表にいるのは24匹、大人しく配置している。

 

脱線したけど、さて「 苺蛙研究所 」とはまたヤマモトさんらしい、

ユニークな屋号にしたもんだな。もう興味しか湧かない。

 

 

 

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そしてこの春ぐらいかな、ツイッターとインスタのストーリーズで

断片的な動画が上がってきて、復活? どうやらこれは事務所を

開いたのかな? 研究所って… とまぁ、これはどうにかして

会いたい、できれば研究所に伺いたい〜と、アポどり法を模索してたら

カレーメイソンの K-COさんが タイムリーにアクセスしてくれて

念いは通じる もんね、グラマラスな K-COさんに感謝。笑

 

 
 

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久しぶりのヤマモトさん。なんか会うたび印象が変わる。

初めて会った時は着物で来たからね。ハットもよく似合ってたし。

クリエイターで着物、着こなすなんて 羨ましいなぁ。

 
 
 
 

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SNSでよく上がっていたカフェコーナー。エスプレッソマシンは

ASCASO、セレクト渋い。こいつは扱いにくいやつだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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豆から挽いて、とても丁寧に一杯を淹れる。

 

 

 

 

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これは美味しい… 好みの味わいだ、香りがいい。見た目より深い。

今年飲んだアイスコーヒーでは暫定 1位。

 

 

 

 

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するとおもむろにヤマモトさんがミルクを持ち出した、しかも木次! 

これはうれしい〜 ブラックもいいけど、カフェオレは別格なんだよね。

ここからたっぷりとラテに味変。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて一息ついてから いろいろ質問攻め. 笑 コロナ禍で今日までの

仕事のことや、この研究所を起こした流れ、その屋号の由来とか etc. 

なにを聞いても躊躇なく、的確に返してくれる。

 

 

 

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特に気になっていたのは、ここでなにを研究しようとしているのか。

すると話しながら おもむろに立ち上がって、ホワイトボードに向かい

わかりやすくチャートにして解説してくれた。 

彼は 2つの専門学校講師をもしてたので、これはもう ちょっとした

セミナーだったね。

 

 

 

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このあとボードにはテキストがびっしりと書き込まれていく。

これまでのいきさつ〜これからの推測、内に宿す 心理的な背景も

織り交ぜながら、フローチャートを組み立てて見せた。

 

具体的にはこの研究所としてのビジョンなんだけど、これが今の私には

とてもタイムリーなレクチャーになった。大きな気づきがあったので

ありがたいなぁ。なので、ここでその内容までは載せれないね。

 

 

 

 

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そんなこんなで 2時間半、長居はすまいと決めて来たけど

こちらが勝手に熱が上がってしまい、会話が止まらない。

めんぼくない。 とにかく

まだまだ「 ヤマモトマサル 」からは目が離せない。

 

 

 

 

 

 

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写真はがんばって撮っても、彼にはボロがバレるので

ここに入ってすぐ、何も考えずに軽くシャッターを押した。

 

帰って現像してみると

このエヴァ弐号機のが 唯一のお気に入り。