ひろしまデザインびと n-4
Hiroshima Designer / creator DESIGN OFFICE KAWAHARA 2021.07.07 Wed
DESIGN OFFICE KAWAHARA
広島の女性グラフィックデザイナーの草分けであり、現在は
カリグラフィー( 書 )作家としても有名な 川原さん。
私が 1990年から 6年半 在籍していた「 デザイン オフィス カワハラ 」で
なんと 70代半ばを過ぎても、現役でデザインもされている。
1996年から作家としての活動にシフト、初めての個展は忘れもしない
米国ニューヨークの TORAYAにて( 虎屋ギャラリー 1993〜2003 )
最近ではやっぱり 一昨年の個展がインパクトあったなぁ。
nov-kawahara.jp
先日、紫陽花を届けた時に お会いできなかったので、この日は再訪問にて。
長く続けられている blogも欠かさずチェックしているので、想定通り、
月末の個展に合わせ、製作に追われていた。
作品に合わせて、多くの和紙や箔押し紙を使用する。
箔押しはもちろん「 歴清社 」で、川原さんとは先代さんからの
長いお付き合いになる。
タペストリーには日本の野草や野花が描かれていた。
よく見たら全く同じ絵が、なんとこれプリントなんですね。
こんな麻生地に、これだけきれいに表現できるって すごいなぁ。
プリントなら手入れも楽だし、お求めやすい価格かも?
SUPER×SUPER Bloom 2021
記憶と共に咲く20年分の花
もちろん個展の案内もいただいた。
福屋季節袋 20周年記念としての EXHIBITIONになる。
昨年は東京フォーシーズンズホテルロビーの天井ARTを手掛け、
青山での個展を開催した。
広島では 2年ぶりの個展、福屋のデザインを手掛けてきた
20年分の季節袋を記念にした商品と、最新の「 銀焼き箔絵 」など
展示する。
7月29日 木曜日〜8月4日 水曜日まで 福屋八丁堀店 7階
朝顔と向日葵のプリントを施したエプロン。お揃いのデザインで
Tシャツも販売する。
お茶目な川原さんに よく似合ってる。笑
広いアトリエが画材やら作品やらで、脚の踏み場もないぐらい。
25年前を彷彿と指せる 1枚。
小さな川原さんが、より小さく見える。
なんて懐かしい「 一 生 」の書。まだ初期の作品で書家っぽい一枚。
以前の事務所はタイル張りの床で、そこに膝をついて
毎日のように書いていた。
25年前、なぜアーティストに転身しようとするのか…
当時勤めていた T先輩と私には、まったく理解できなかったけど
今、やっとわかる気がする。
絵図屋事務所の、一番落ち着いて見れる場所に「 生 」の書がある。
退職の時に 無理やり頂いた 1枚。
二度とない人生だから。