準備と臨機応変。
Vinnatural 2021.06.02 Wed
Vin natural
ヴィン ナチュラルは、某レストラン出身のワインソムリエが
運営する NET SHOP。ワインに合うお惣菜、おつまみなど販売する。
ロゴデザインと撮影など、お手伝いさせていただいた。
写真はパテドカンパーニュ、着色剤など使わず
肉の旨味を活かしている。
まだ開店準備中ですが、こちらから。
vin-natural.com
なによりワインに合うということ、それと使う食材にこだわり
身体に優しい料理がコンセプト。
このカヌレも酒粕を使うなど、一味違うのよ。
パテやテリーヌなど、とても丁寧に仕込んでいるね。
酒粕のクリームチーズ和え、季節により干し柿やデーツなどが
アクセントになっている。1回目の試食では酒粕が主張し過ぎていて
個人的にはキツかったけど、あれから何度か修正したらしい。
とても食べやすくなって、バゲットにもよく合う。
砂肝と季節野菜のアヒージョ、これも美味しかった。
野菜も多く風味も強くて、食べやすい。
とりあえず使いやすいブランドシールを刷った。
できればもうひと回り 小さいシールのも作ればいいけど、
予算の都合で却下〜 まずはこれで稼いでからね。
特にカヌレのケースなど、シールがデカすぎる。笑
ガトーショコラも身体に優しい、安心スイーツに仕上がってる。
Lapis Lazuli
まずは 6種類の商品を個別に撮って、最後にすべて並べて
HP用イメージ撮影。ここは2月に試食会を開いた、ラピスラズリにて。
パンはこのすぐ裏にある、ミサキベーカリーで調達。
このあと実食したけど、ほんとお世辞抜きで 前回の試食の時よりも
数段美味しくなっていた。前回は仕事のつもりで、けっこうきつめの
フィードバックもしたけど、きっちり仕上げてきたね。
それとこのミサキのバゲッドも、かなり美味い。
lapistyle.jp
とはいえ撮影がスムーズにトントン進むのは、この烏田先生の
コーディネイト力と この教室の空間があってこそ。
撮影しながら臨機応変に対応できるよう、いろんな材料を
用意されていた。事前に電話で打ち合わせしただけで、こちらから
指示しなくても大丈夫、上手くいくとわかってた。
なんと先生はプランナーの森さんと一緒に、食をプロデュースする
「 リプロ 」を運営されている。知らんかった〜
森さんもコピーライター時代からお世話になっているけど、
相変わらず攻めているなぁ。
Repro repro-hiroshima.wixsite.com
広島のテーブルコーディネイターとして、草分けであり
長く短大の准教授もされていた。とてもナチュラルで一見クールだけど
昭和世代の人情味とユーモアをもって、現代人に「 食 」の在り方を
提案している。
今回のヴィンナチュラルの撮影は、先生のスタイリングが不可欠だったし
商品のコンセプトにもぴったりだった。
今まで料理やそれに関わる撮影を長くやってきて、いつも思うのは
デジカメ時代の今、カメラマンの腕など
たいして意味がないのではないかな… ということ。
料理や食卓の撮影は、それを料理する人と
それをスタイリングする人のパーソナルティとスキルで
ほとんど決まるものだから。
良い準備と、現場の判断力に尽きるね。