民藝と暮らす知恵。
くらし千絵  2020.03.05 Thu

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民藝・小石原焼・日常使いの器 

くらし千絵  KURASHI CHIE 

 

ロゴデザインと名刺、オープン用DM、サインデザインまで

お仕事させていただいた「くらし千絵」さんのプレオープン、

レセプションへ。

 

http://mingei.red

 

 

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古いマンションの 1Fの壁を抜いてリノベした、ギャラリースペース。

 

 

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民藝・大分の小石原焼き「太田熊雄窯元」の陶芸を主に展示販売。

陶芸の他にもオーナーがセレクトした、暮らしに必要な

「ホンモノ」だけを紹介していくらしい。

 

 

 

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ここ何年かな、小石原焼きは人気が上がり ちょっとしたブームに

なっている。

小石原焼きは本来、田舎の百姓が使う生活道具だったという。

太田熊雄窯元は民藝にこだわり尽くし、親子三代に渡って

継承されている。

 

 

 

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小石原焼きと言えばこの飛びカンナ模様。

また太田熊雄窯元の緑青が深い。

 

 

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この飴釉も太田熊雄窯元ならでは、大胆で躍動感ある意匠。

 

 

 

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ふだんの暮らしの中で使えるような皿や小鉢、茶碗などが豊富に。

この写真はその一部ね。

 

 

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生活道具の中でも、この擂鉢も定評が高い逸品。

 

 

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武骨なまでの意匠は、伝承されてきた技の結晶。

一度使うと手放せないというほど、一生モノになるらしい。

 

 

 

 

 

 

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撮影してすぐさま DMデザイン。 大小 2種類選ばれて印刷。

紙質も広島では最高のものを使って印刷。

 

 

 

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住宅街の古いマンションの 1階なので、サインも渋めでミニマルに。

 

 

 

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お披露目のお料理ケータリングは 蒼 あお(旧 Dining 蒼)より、

小石原焼きの器に盛り付けて。

和洋中バリエーションもあり、全種食べたけど美味しい!

 

facebook.com/蒼

 

 

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個人的にはこの蕎麦巻きが好みだった。

 

 

 

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ご馳走様でした。「蒼」はオーナーさんイチオシの人気店、

これはお店でも食べてみないとね。人気店なので要予約を。

 

 

 

 

 

 

 

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レセプションは2日間かけて、日に 2回 開催。

 

 

 

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くらし千絵さんは、LIVE 島津さん(中)からのご紹介、

昨年 HMDでのレセプションで再会してからのご縁ですね。

なんてありがたいこと。

 

 

 

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オーナーの角田さんご挨拶、感無量でした。

人の想いをとても大事にされている方です。

 

 

 

 

 

 

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角田さんとご主人。長く人生を刻んできたお二人の門出ですね。

失礼ながら角田さんは、この見た目よりずっと高齢。

これだけのチャレンジをされるには、並並ならぬ想いからだった。

窯元との運命的な出逢い、想いを託されてからの決心。

ここが人生の集大成なんだろう。

 

 

おめでとうございます。

ここから始まりですね。

お客様をもてなして、商売もゆっくりやって下さい。

 

 

 

 

 

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余談だけど「くらし千絵」は今、話題になっている

陸軍被服支廠(ひふくししょう)のすぐ隣の道沿いにある。

角田さんは私の母校、県工(広島県立広島工業高等学校)野球部と

とても深い縁のある人。

ここで県工と被服支廠を観ながら、感慨深いものがあるね。

 

 

 

 

 

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なんにしてもこのまま残してほしい。

原爆が残した、もっとも素晴らしい負の遺産だよ。

もう作り物みたいに維持されている原爆ドームより、ずっと価値を感じる。

耐震がどうとか、壊すじゃ壊さんじゃとか、裏で利権も絡むんだろう。

でもアウシュビッツの一部がそうであるように、このまま朽ちていく様を

後世に見届けるのが、継承になるんじゃないのかな。

 

個人的には県工卒業生として、

かつてここに入って遊んだりしていた、

馬鹿な学生の一人として。