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2014.10.08 Wed

 

 

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今朝の新聞、この全段広告にはっとさせられた。

 

今どきこんな広告が通るのだろうか。こんなセンター合わせの、25年も前の直球レイアウト。

贅沢な紙面の空間、ひねりもないコピーも直球。逆にインパクトがあるとはいえ、よくこれを採用したものだ。

全国でこの全段を掲載してるはずだから、これはこれで大きなコンペだったんだろうと容易に想像できる。

 

写真も普通過ぎる、文章は小学生でもわかる。

でも開いた時に、なんとなく読みたくなったし、読めば食べたくなるからすごい。

なによりもデザイナーの端くれとして、これでも もとは広告畑出身としは頭を打つ、朝の1枚だった。

 

 

今どきの、特にグラフィックデザインはすごく進化している。

広島でも若いデザイナーが活躍していて、広島に居ながらにして全国に発信している。

私も所属してた、H - ADC がいい例だろう。

Illustrator ソフトを駆使して次元のちがうグラフィックを構築する、彼らとっては

こんな紙面は20分もあれば組めちゃうだろう。

 

でもずっと違和感を感じていた。この3年ぐらい、とくに。

そんな芸術的なグラフィックと、こんな幼稚なデザイン、

クライアントにとって、デザインはどうあるべきなのか。

それを目にする、ターゲットになる人たちにとって、

なにがいいデザインだろう。

 

 

 

 

王将と言えば大手外食チェーン、たいへんな事件もあった。

真相も闇に葬られて、傷もまったく癒えてないだろう。そんな状況下でも成長を止めないで

立ち向かってるんだなと・・・

 

内容はすばらしいの一言に尽きる。 

でもこれが綺麗事だったり、大手外食業によくある 偽装だったりしないことを願う。