この灯台、ピンときました?
私が育った故郷、能美島(現・江田島市)の三高(ミタカ)の灯台です。そう今年の絵図屋年賀状は
これがモデルになってます。
昨年、入院して間もないころ
同時に入院してた友だちから
「そこで絵本描きなさ〜い」って言われました。
こっちはかなり凹んでたので、そんな気分じゃなかったけど
実はその夜、夢に出たんです。
この灯台が・・・
それがすっかり忘れてた、
小4のころ?かな・・・この灯台の思い出を
夢ではっきりとみました。
起きてすぐ想った。
絵本にしたら おもしろいかも(単純・笑)
実話だし、残したいかもって・・・
退院してすぐ、記憶のまま描いてみたのが
あのイラスト。
だから年賀用じゃないのよ。
このプレートには昭和45年とある。
5歳のころか。
ただ残念なのは、もともとこの灯台は 赤い小さなタイルを貼り詰めていて、白い目地がとてもかわいいのに
お下劣な塗料で目地ごと塗りたくってしまってた。道理でフェリーから見た印象が悪いはずだ! 最悪。
あとトップの照明部分だけ、新しく挿げ替えていてこれも取ってつけたみたいでへん!!
たしか10数年ほど前に土台の防波堤が沈下して傾き、壊れたから、立ち入り禁止になってたりして
修理がままならなかったと聞いてたけど。
実はこの日、もうひとりこの灯台に行きたかった人と、いっしょだった。
あの年賀状をみた、コピーライターで主婦の石田さんからメールがきて、イラストの灯台が実在するなら
どこの灯台か教えてほしいとのこと。
なんでも彼女のデスクには
若くして急死された、お父さんの写真があって それは彼女が8才のとき
どこかの海で撮った貴重な1枚・・・
シェ〜 してるけど(笑)
おとうさんのシェー、手が間違ってるけど(笑)
そうこれは まぎれもなく、三高の灯台。
50代で亡くなられてからずっと、どこの灯台なのか
捜してたらしいのです。
私も絵本にするなら、ちゃんと見てみたくて、
春になったら 案内すると約束しました。
という訳で38年ぶりに再会の
天気もよかったから、ちょっと
恥ずかしかっただろうけど
お父さん見てたかね・・・
さて写真もちゃんと撮って、これがまた
カラーインクのイラストになります。
ひさしぶりに本気で描きますよ。
(仕事は仕事でまじめに描いてるけどね・笑)
石田さんからきたメールです。
今日は楽しい機会をありがとうございました。
私的には、墓参りを済ませた後のような清々しさ。
部家さんの楽しいオハナシと潮風も 心地よかったです。
広島市中区広瀬町3-24 秋田ビル301 Tel 082 532 1288 Fax 082 532 1290
Copyright (C) 2010 EZUYA.Co.,Ltd. All Rights Reserved.